03, 02. 2012 雪の節分


朝方の低温をもたらした晴れ間は,昨日午前中迄続いた。日本海側の積雪は途方もない量で,交通機関にも障害が出ている。雪崩で人命が失われ,屋根の雪下ろしでの痛ましい事故も増えている。寒さは日本ばかりでなく,東欧も厳しい寒さに見舞われて,多くの人命を奪ったと報じられていた。-30度を下回る寒さというから,戸外で夜を過ごすホームレスの人々には,過酷な寒さだったことになる。救いの方法はなかったのだろうか。

前日成形した小品に,溶いた粘土でモデリングをして厚みと水分を加え,更に濡れ布巾で湿りを加えてから、歪みを付けた。歪みは、乗せた重石の力に任せる。

もう50代になった昔の教え子から,お母様の介護で問題が生じ,病院側が誠意ある対応をしてくれないので,新聞に投書したら取材に来て記事が出るので読んで欲しいと、前夜メールが入っていた。北海道新聞は取っていないので,従姉に電話をかけて,読ませてもらうことにした。散歩の帰りがけに寄ることにした。午前中は真っ青に晴れていたが、西から雲が広がって来ていた。時間が余りないので,小さく南東から北東を廻ることにした。飛び交うヒヨドリの数が増えていた。ナナカマドの実が殆ど無くなった樹が目立って来た。キレンジャクの分も残して欲しいと思いながら歩く。シラカバの梢が煙っている。垂れている枝を見ると,雄花が大分長くなっていた。





住宅街を適当に曲がりながら、北東へ向う。秋に見付けた柿の木のあるお宅の前に出た。家は取り壊され,工事の最中だった。2階部分が無くなった家には,ビニールシートが掛けられ,雪が積っていた。凍って黒ずんだ柿の実が未だ残っていた。




東の沢に接する小公園の雪は一段と増えていた。ホウノキが、運び込まれた雪で大分埋っている。また下の枝が折られそうで,気に懸かった。公園の中央の大木にもヒヨドリが群れていた。沢の西の道を北へ進む。ズミの大木に寄生したヤドリギが,雪の重みで傾いでいた。





季節の和菓子でも届けようと,三番通りの製菓店へ向う。小公園の窪地脇を通る頃には,雲がすっかり広がり,雪が散らつき始めていた。春らしい和菓子を買い求めて,従姉の家に立寄った。小さな当初記事かと予想していたが,介護に絡む事故を特集した一面の大きな特集記事だった。昨年、30年勤めた英語教師の職を辞し,介護士の資格を取った彼女の心境が、すとんと胸に落ちた。母が世話になった介護施設と,必要ならべb越しを紹介すると,メールを入れた。



前夜からの雪が20cmを超えて降り積っている。気温は幾分高めの様で,ガラス窓の結氷はない。庭木の雪は皆繋がってしまった。今日は節分。雪の一日になりそうな気配。