04, 02. 2012 春遠く


寒気の峠と予想されていた昨日の節分も,午前中は雪に見舞われた。前夜からの雪が降り積り,庭木に降り積った雪が皆繋がってしまった。2階の寝室の窓から見下ろすと,頭が出ているのは梅とサラサドウダン、石楠花のみになってしまった。



午前中、前日重石をかけて歪めた小品の補正をし,午後から所用と買物で札幌へ出かけた。家を出る頃には未だ舞っていた雪が,駅に着いた折には上がり,薄日が射し始めていた。電車が札幌へ近付くにつれ、青空の領域が広がって行った。大通7丁目にある会社への用件だったので、道庁の構内を抜けて南門から出ようとした。雀の群がわらわらと池の傍の樹の枝に飛来したのでカメラを向けて,珍客を見付けた。真っ白いサギだった。





南門を出て大通公園へ向う。未だ雪祭りの準備中の会場で,何かの催しがあるらしく,大勢人が集まっていた。人の少ない東側の会場を覗く。巨大な氷像が出来ていた。





要件を済ませて,予想よりは空いていた南大通の歩道を東へ戻る。テレビ塔前の道を北へ戻り,茶菓と生花、小さなサイネリアの鉢を買い求めて戻った。最寄りの駅に着くと5時少し前だったが、夕映えが僅かに残っていた。寒さは相変わらず厳しいが,日は確実に長くなっている。今日は立春。元々旧暦の節句の上に,気候の厳しい北海道は隔たりがあるが、春は余りに遠い。