17, 12. 2014 嵐の前触れ


昨日午前中は薄日も射していたが、やがて雲が厚くなり、牡丹雪が舞い始めた。11時過ぎには、気象庁から冬の嵐に関する警報が発せられた。天気図を見ると、2つの低気圧が北海道へ近付いていて、やがて合体すと言う。中心気圧は945hpaと、台風並の低さだった。降雪の範囲は、山陰や九州北部迄及んでいた。

午後に入って雪の降りが強くなって来たので、余り酷くならぬ内にと散歩に出かけた。此の時期には珍しく、風は南風だった。家の少し東の幹線道路を南へ向う。ツルマサキに、未だ実が残っていた。冬芽が花の様に鮮やかだった。鉄道林前まで進む積りだったが、南風が強いので諦めて東へ向う。住宅街を折れ曲がりながら、北東へ向った。雀の群が、庭木に止っていた。今年は渡り鳥の姿が見られなかった。渡りのルートが変わってしまったものと思われる。ヤマブドウに覆われて色付きが遅かったエゾノコリンゴも、寒さで凍って朽ち始めていた。





ナナカマド公園に続く遊歩道に入る。実が随分落ちて、半分以下になっている。ヒヨドリも一度見かけただけ。庭にもやって来ない。目にするのは、一時は数が減ったがまた増え始めた鴉ばかり。遊歩道脇の物置から下がった雪の先に、氷柱が出来ていた。白樺の雄花が、大分長くなって来ていた。




昨夜は雨の予報が出ていたが、明るくなり始めた窓の外を見ると、雨が降った形跡はない。空には欠けて細くなった月が見え、風も今の所治まっている。嵐の前の静けさか。