27, 01. 2012 梢を見ながら


朝方の快晴が持続したが,昨日は明るい陽射しとは裏腹に,気温は低かった。ニュースでは,-31度を下回ったという占冠村(シムカップ)の様子が流れ,長野や北陸、山陰地方の大雪の様子が映し出されていた。

前日成形したものに,粘土を塗り加えて厚みを出し,表情を付けるモデリングの作業をした。俯いて作業をしていても,素早い黒い影が過るので、ヒヨドリが飛来しているのが判る。2時前に一区切り付いて,少し固まりかけた頃に歪みを加えようと,濡れ布巾を掛けて散歩に出かけた。

西の地平に近い空に雲が見られるものの,上空は真っ青に晴れ渡っていた。風は強くないが,空気が冷たい。日向は未だ良いが,日陰に入ると冷たさが際立った。シラカバ公園を南へ抜けて,東町公園の西を通り一番通りへ出た。公園のキタコブシは、今まで黒ずんでいた冬芽が少し膨らんで白くなり,銀色に光っていた。先日時間が無くなって廻れなかった中央の沢の遊歩道へ向う。明るい陽射しに、遊歩道には沢の樹々の蒼い影が落ちていた。






二番通りを越えて,北の沢の遊歩道に入る。除雪車が沢へ押し出した雪は,カシワの樹を越えて,更に北まで伸びていた。昨冬の大雪の状態より酷くなって来た。冬芽が少し膨らんだカシワの梢が,陽を受けて輝いていた。更に北へ進み,トチノキを見上げる。艶のある臙脂色の芽が,少し膨らんで来ていた。三番通りを越えて,北の住宅街を東へ戻る。昨年見付けたキウイに,丸い黄色がかった芽が出ていた。ライラックの芽も膨らんでいた。







住宅街を外れて,西の山並みを見渡す。少し霞んでいたが,山々の姿が良く見えた。小公園の並ぶ道を東へ戻る。ポプラの梢が肉眼では黄緑色に見えるのだが,写真では中々色が出ない。シラカバ公園近くのサクランボの芽が,赤味を増して来ていた。





昨夜西の空に,新月を終えた細い月が見られた。戸外は未だ暗いが,雪は降っていない様子。細めてあったストーヴのボリュームを上げても,部屋は温まらない。夜明け前が寒さは厳しく,ガラス窓の氷結が始まって来た。寒さは何時まで続くのか。