23, 01. 2015 植物を象った磁石


前日とは一転、昨日は殆ど陽が射さぬ陰鬱な天候となった。洗濯機を仕掛けて、新たな仕事の構想に入る。正午前に、詩人の!さんから小荷物が届いた。息子さんのR君野田威嚇受験でご多忙で、発送が遅れるとメールを戴いていた誕生祝いだった。大変な折にお手数をかけてしまったと、恐縮する。黒地に白の繊細なレース模様のスカーフと、野草が描かれた絵葉書、シルバーの植物を象った金属が出て来た。葉や実の形象の金属は、強い磁力を持っていた。スカーフには、止めの金冠の金具が付属として添えられていたが、Iさんの説明通り、ピンに此の磁石の金具を付けると、佳い留め具になりそうだった。縫物をすると良く針を落とすので、その折にも役立ってくれそう。



午後も曇の予報が出ていたのに、小雪が散らつき始めた。酷くならぬ内にと、散歩に出掛けた。シラカバ公園を南へ抜ける。小学校前の広場の雪の山が高さを増し、重機がアームを振りかざしていた。現在は人通りが少なくなった、旧い商店街の生花店で、玄関に生ける生花を買い求める。西へ向い、中央の沢の遊歩道を北へ進む。落葉松林の端にある高木に、鳥の姿があった。




2番通りを渡り、北の沢の遊歩道に入る。住宅街から押し出された雪で、夏には近付けぬ沢の斜面まで歩いてみる。ネコヤナギの芽が膨らんでいた。直ぐ傍の木に、松毬に形状の似た実が付いていた。此の近辺には針葉樹はない。何の実なのだろうか。ツルアジサイが巻き付いた柏の樹も、押し出された雪で近付けた。冬芽が膨らんで来ていた。3番通りを越えて、北の住宅街を歩く。キウイの冬芽が膨らんでいた。葡萄の芽は、未だ膨らんでいない。住宅街の外れから、北西の山並みを見渡す。札幌市街も山並みも、雪で霞んでいた。







家が近付く頃、雪の降りが強くなって来た。今朝も昨夜来の雪が降っている。気温は余り低くはなく、出窓の小屋根に積った雪が時折音を立てて落ちている。積りそうな雪で、気が滅入る。