16, 01. 2012 鳥と雲と


相変わらずの真冬日で寒さは厳しかったが、昨日も良く晴れた。日曜日定例の雑事を片付け、陶の作業に入る。色を使用せぬ作業でも、太陽光が十全にある方が気分良く仕事が進む。誕生日だったので、MIXY友からお祝いのコメントを頂戴した。

作業に一区切り付いた2時前に、散歩に出かけた。明るい陽光とは裏腹に、弱い風ながら刺す様な冷たさがあった。南を廻ろうと、シラカバ公園へ向う。小山で子供達が賑やかに橇滑りを楽しんでいた。シラカバの梢を見上げると、ヒヨドリの姿があった。二番通りを越えて、南の緑地帯に入る。過日実を見付けたプラタナスにも、ヒヨドリが止まっていた。





東町公園の西の道を、南へ進む。隣接するお宅の屋根の雪が、かなり迫り出していた。細い通りなので、雪が落ちて来ると逃げ場がない。一番通りを越えて、緑地帯を南へ進む。ヒヨドリよりも体型が丸く、大きな鳥の姿を見付けた。頭と胸に赤味があるミヤマカケスだった。緑地帯を抜け、鉄道林前の道を東へ向う。歩道から大分離れた樹に、またミヤマカケスが見られた。余り見かける鳥ではないので、先刻目にしたものと同一の個体なのかも知れない。




晴れていると、肉眼では樹々の梢が柔らかに色付いているのが見える。小さな冬芽が出ているのだろう。4ヶ月先の葉の展開まで、酷寒の中で準備が進められる樹々の営みを思う。




カメラの操作も手袋を嵌めたまま行っていたのに、指先が痺れて来た。完全にかじかんでしまうと、戻ってから仕事にならない。もう少し歩きたかったが、住宅街を適当に曲がりながら北西へ戻った。彼方此方のお宅で、屋根の雪下ろしをする人々の姿が見られた。電線に雀が止まっていた。向かいのお宅のイチイの雪の上にも数羽。やがて、双方が一つの群となって飛び去った。




西の雪雲が迫り出して来た。位置が低くなり始めた太陽と雲の相克が始まる。また雪が降るのかと思われたが、雪雲は南東に流れ、夕刻には美しい夕映えが出た。




明けて来た空は、良く晴れている。ガラス窓の氷結も、今朝は少ない。石楠花の葉はきりりと巻いているが、今朝は幾分暖かいのかも知れない。