06, 03. 2013 限りなく青く


昨朝の晴れ間は、夕刻過ぎまで続いた。政府の調査団が、先日の吹雪の遭難を調べる様子が報じられていた。天候は快晴で、積雪は眩しく光っていた。直ぐ先も白い闇となる猛吹雪を想像出来たのだろうか。僅かずつ、立体が厚みを増して来る。根気仕事だが、此の方法で押し進めようと思う。新たな和紙は、筒の中程が口を開ける形状にした。和紙を重ねずに付合わせとして、両端の接合部に表面と裏面に薄手の和紙を貼付けて合わせた。手間取ったが狙い通りの形状が得られた。

2時前に散歩に出かけた。風も治まり、雪が緩んで足を取られる。街路樹のシナノキの冬芽が、赤味を帯びて膨らんで来ていた。一昨年の剪定で、昨年は花を付けなかったが、今年は咲くだろうか。東町公園に沿って南へ進み、南の緑地帯に入る。ご常連のコガラ、シジュウカラヤマゲラが飛び交う。小鳥は動きが慌ただしく忙しない。








鉄道林前の道を西へ向う。西には雪雲が垂れ込めていた。中央の沢の東の遊歩道を北へ戻る。沢の底が明るい。階段を下りてみた。陽の軌道が高くなって、沢の西まで陽が射し、青い影を延ばしていた。




遊歩道に戻り、北へ進む。もう二番通りが見える頃、右手の雪山の陰から犬の鳴き声が聞こえた。東へ曲がり、玄関ポーチで尾をふる犬に手を振る。前日北の沢は廻ったので、其の侭住宅街を折れ曲がりながら、シラカバ公園を通り抜けた。白樺の雄花が随分穂を延ばしていた。最上部の写真が、白樺の雄花。楓の梢の冬芽が白く光っていた。




夕刻、西の浮雲が薄赤く染まったので、3階から西を眺めた。低かった雪雲が迫り出して来ていた。今朝は曇空だったが、7時過ぎから雪が散らついている。