13, 01. 2012 工房へ


朝から良く晴れ上がっていたが、昨日は厳しく冷え込んだ。夕刻のニュースでは、道内全ての観測地点で、真冬日であることが確認されたとのこと。寒気は暫く居座るらしい。今年最初の工房行き。2つの段ボール箱に、成形した小品をエアーマットで慎重に包んで入れる。家の車は都合が付かないので、タクシーで工房へ向った。

札幌へ近付くにつれ雲が広がり、円山公園を通り過ぎる頃には、すっかり曇っていた。工房へ着くと、昨年焼成をお願いしてあった陶筥や深鉢、ポット、カップと一緒に、スパイラルの小品の素焼が出来上がっていた。有用のものに混じると、スパイラルはかなり異質に目に映った。




紙を混入してあるオブジェの本焼きは、纏めて低温で焼成した方が良いと、K・Kさんが判断を出された。後2.3ヶ月先に、作り溜めたものだけを入れた窯で、一気に焼成して頂くことに方針が決まった。深鉢とポットの素焼に目の細かい紙鑢を当てる。空が晴れて来て、手元が明るくなった。時折、窓の外を黒い小さな影が過る。目を向けるとシジュウカラだったが、写真を撮る間もなく飛び去って行った。

裏庭の雪はかなり増えていた。我家の庭と同様、デッキにも雪が積り、外へは出られなくなっていた。小川も凍結しているのか、雪で埋っていた。昨年の雪と余り変わらぬ程の積雪だった。深鉢とポットに青白磁釉薬をかけ、工房を出る頃には、夕映えが出始めていた。



未だ夜は明けていないが、西の空に満月を過ぎた大きな月が輝いている。ガラス窓の氷結は酷くはないので、昨朝よりは冷え込みが弱いのが判る。もう2月余、陶の作業を続けて、結果を出したい。