11, 11. 2011 空蒼く


久々に晴れマークが付いた昨日は、あの不気味な雲が何処へ失せたかと思う程、全く雲なく終日晴れ渡った。脆い素材で、危うい形を作ったので、充分にパッキングして大きな袋に入れた。成形した半分のみを持ったのだが、かなりの重さになった。

9時台の電車で琴似へ向う。通勤や通学と思われる乗客が多く、大きな荷物のガードに苦労した。札幌を過ぎると、電車はがら空きとなる。西の山々がくっきり見える。琴似駅前でタクシーを拾って、工房へ向った。

工房の玄関前は、未だ葉が残っていた。ミツバアケビアケビも、葉が青かった。殆どのお宅のヤマボウシは、葉も実も落ちているのに、未だ少し色付いた葉と、実が残っていた。花の遅いヤマボウシは、実が大きい。






持参した焼成をお願いする小品を取り出す。幸い破損はなかった。焼成で、変形が出るかも知れないとのK・Kさんの感想だった。粘土の厚みは色々と変えてあるので、今後のデータとなる筈。前回作成した深鉢の底を削る予定でいたが、底にひびが入っていた。新たな磁器粘土を分けて頂き、成形を始める。幾分危うい感じがあったので、もう一回り小さな深鉢を既に成形してある。殆ど同じサイズで、反りの少ない形に仕上げた。

裏庭の樹々は、落葉が進んでいた。落葉が深く積っている。葉がある内は全く見えなかった沢の向こうの様子が見えていた。葉を残しているヤマモミジの遥か向こうには、マンションと思われる高層の建造物が見えていた。沢の向い側の住宅の奥には、三角山の裾の木立も見える。西側に廻ると、未だセンニンソウの葉が残っていた。色付いた葉の様子は悪くない。来春はセンニンソウを手に入れて、アトリエの屋上にプランターに植え込んで、縁に這わせたいと思っている。






帰りがけに札幌で、インクを買求めた。もう少し先には、年賀状のプリントが控えているので、不足の色が出ぬ様に多めに買い込んだ。夜分も雲なく晴れて、月が綺麗だった。月の直ぐ傍に見られた星は、火星だろうか。今朝も引き続きの快晴で、気温が少し上がるらしい。残りの切った枝を出したり、種子の発送など、雑用に追われそう。