06, 04. 2012 嵐が止んで


春の嵐が治まった昨日は、雲は多めながら青空が広がった。道東や道北では、未だ運休する列車があることが報じられていた。9時台の電車で工房へ向う。前日踏み固められて、足跡の残っている歩道が凍結して歩き難い。電車に少し遅れが出ていた。札幌が近付くと、西の山並みが新雪で白く輝いていた。琴似駅前も、日陰の位置は凍結が酷かった。手土産の春の花と昼食を調達して、南へ向う。区役所前の植込みの雪が融け、クリスマスローズが、蕾を上げていた。昨年の葉は、雪の重みで、地にべったり平伏している。



駅前通りも商店街を過ぎると、歩道の状態が滑って悪くなった。歩くのを諦めて、タクシーで向う。工房前はかなりの雪が積っていた。裏のお庭を覗き込む。流れは見えていたが、雪は深かった。昨年より遥かに多い。陶箱とオブジェが焼き上がっていた。オブジェは通常の本焼きよりも、温度を低くして焼いて下さった。素焼の折よりも亀裂が増えていたが、表現目的には合致する。もう少しサイズの大きなものを作りたかったが、この素材では限界とのことだった。



焼き上がったオブジェは、K・Kさんがついでがある折に運んで下さることになった。預かって頂いていた段ボール箱3つに、写真を撮ってはエアーマットに包んで詰め込んだ。結構時間がかかり、昼食を取ったのは1時を過ぎていた。





持ち帰る陶箱をエアーマットで包み、同時に焼かれた他の方々の作品を見せて頂いた。3時前に、車で送って頂いてお暇した。工房前の坂道は朝は真っ白だったが、中央には融けた雪が細い流れを作っていた。



帰りがけに札幌へ寄る積りだったが、荷物が重くなったので、真直ぐ戻った。団地の歩道も緩んでいたが歩き難い。夕刻には夕映えが出て、夜分は月が輝いていたが、今朝は曇っている。好天は長続きしない。