11, 02. 2011 工房で


昨日は住区の排雪作業の日だったので、重機やダンプカーが出入りするのに出会わぬ様に、少し早めに家を出て、工房へ向った。雪の予報が出ていたが、空は次第に晴れて、琴似駅に着く頃には、すっかり晴れ上がっていた。途中の商店街で昼食を調達し、工房の薪ストーヴで焼いて頂こうと、ギンナンを買求めた。ロードヒーティングが切れ、歩道の状態が悪くなったので、タクシーで工房へ向った。玄関前も裏庭も、予想よりは雪が少なかった。



厳重に包装して持参した器は、底に近い部分をもう少し削った方が良いとK・Kさんに云われ、伏せて削りの作業をする。戸外を時折素早い影がよぎる。梢を見渡すが鳥の姿は確認出来なかった。アカゲラコゲラ、占め、が飛来すると、教えて頂いた。昨年カモが飛来して、デッキでパン屑を啄んだのを思い出した。長年窯芸をおやりの方がみえて、板作りで植木鉢を作られた。昼食時に自作の陶筥を取り出され、菜の花のおひたしをご馳走して頂いた。陶筥も板作りとのことだった。薄く出来上がっていて、反りも殆どない。佳いものを見せて頂いた。試してみたい工法だった。高台の内側、底の周辺をかなり削り落として、漸く仕上げた。割れずに素焼が出来たら、呉須で絵付けをしたいと思っている。



僅かに残っていた陶土で、轆轤を引いたが、思う形にはならなかった。もう少し粒子小さな陶土を持って来ようと思った。札幌で買物をして帰ろうと、少し早めに工房を出た。玄関脇のナツツバキに、白い冬芽が出ていた。ヤマボウシにも小さな冬芽。アケビには丸い冬芽が見られた。昨年も一昨年も、夏に伺っていないので、花の咲くのを目にしていない。アケビの下には、オオカメノキもあった。今年は花を付ける様子を見たいもの。






帰りの車窓から夕焼けが見えていたが、最寄りの駅に着くと雪が降っていた。今朝雪は止んで晴れているが、5cm以上の雪が積っている。三連休は全国的に荒れ模様とのこと。大きな混乱がなければ良いのだが。