03, 01. 2012 僅かな晴れ間に


昨日朝方のどんよりした雲はやがて切れて,正午前から薄日が射し始めた。従姉夫婦を迎えて,賑やかな昼食となった。従姉の連れ合いもかって建築関係の仕事をしていたので,甥に投げかける質問は,当を得ていた。食事もさることながら,闊達な会話が何よりのご馳走だった。

2人が帰って後片付けをしたら、2時を過ぎていた。少し西の空が怪しい。暗くならぬ内にと,出さずにいた賀状を頂戴した分を宛名書きして、投函しに出かけた。頭上から東の空は晴れていたが,西の空は黒雲が垂れ込めていた。黒雲の領域が少しずつ広がって来ていた。暮まで工事をしていた介護施設は,カバーが掛けられ,その全体像が推し量られる状態になっていた。5階建て位の高さがあった。



賀状を投函し終えて,南へ向う。実を付けないと思っていたプラタナスの巨木の梢に,実を見付けた。下の方の枝には,全く実は見られなかった。東町公園の周囲を一回りする。隣接するお宅の樹に、小鳥が群がっていた。どうやら雀らしかった。樹の向こうに,白い半月が見受けられた。





一番通りに出て,公園を南から眺めながら歩く。西角を曲がって北へ向うと,小さな子供に橇遊びをさせる数人が,小山へ向っていた。長い氷柱が下がっているお宅があった。全ての軒に下がっている。2階からの氷柱がとりわけ長かった。





緑地帯を北へ向う。ヒヨドリの姿が彼方此方に見られた。ヒヨドリの飛翔は特徴があって,直ぐにそれと判る。数回羽ばたいて羽根を窄め,魚が泳ぐ様に空を進む。シラカバ公園まで進んだ折,西の高い空でトビが旋回していた。小鳥達を狙っているのかも知れない。






住宅街を東へ戻る。秋に大きな柿の実が生っていたお宅の前を通る。見上げると,柿の蔕の周辺に,鳥が啄んだ残りだろうか、皮の様なものが不定形に残っていた。西からの雲が頭上を覆い始めていた。



明日ロンドンへ帰る甥夫婦は、千葉の実家に立寄る為に今日出発する。賑やかで楽しい一週間だったが、年末年始とあって、慌ただしかった。三が日が済んで,漸く日常が戻って来る。