22, 11. 2011 真冬日


先日の降雪より量は少なかったが、昨日は気温が下がり雪は融けなかった。最低気温も最高気温も予想を遥かに下回り、プラスの気温にならぬ真冬日となった。夕刻近く晴れ間が覗いたが、雪はずっと舞っていた。

粘土の乾く待ち時間を利用して、新たな小品に手を付けた。曲面を持つ小品は何点か手がけたので、直線の構成の小品を創ることにした。石膏板で作成する薄い粘土板では重さを支え切れないので、土台に相当する部分を伸ばした粘土板で成形した。乾くまで歪まぬ様、春に買求めて来たプラスティックの函を支えにしてみた。

雪が小止みになった2時過ぎに散歩に出かけた。皮のジャンパーでも寒そうなので、今期初めて裏に毛皮が付いた上着を着用することにした。リバーシブルの上着だが、ストーンウォッシュの表が気に入っているのと、裏が毛皮の方が暖かいので、毛を表に出して着用したことは無い。帽子は2006年のパリでの2人展の折に、バッグはそれ以前に作ったもの。我ながら物持ちの良さには感心する。南極へでも出かけられそうな重装備。玄関を出ようとして、バッグに入れてある革手袋を写真に入れなかったことに気付いた。



車道は融けていたが、歩道は融けては居らず、歩くと足の下で氷が割れる音がした。未だ葉を付けているユキヤナギがあった。薄い葉なのに寒さに強いのだろうか。葉も赤くなり始めたベニシタンが雪化粧していた。





東町公園を通り抜ける。ケヤキの葉が広い範囲に落ちていた。一番通りを西へ向う。未だ色を残したツリバナが雪を冠っていた。




中央の沢は雪化粧で明るさを取り戻していた。東の遊歩道を北へ戻る。陽が余り当らぬ東側に葉を残しているカラマツも、淡く雪を乗せていた。一帯の車道も歩道も、カラマツの落葉で茶色に染まっていた。






二番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入る。遊歩道脇のお宅の木蔦も雪を冠っている。石垣の上からの雪と降り積った雪で、木蔦は雪に覆われてしまう。当地には数少ない常緑の植物。





遊歩道を離れて、住宅街を東へ戻る。細々としたセンニンソウが未だ花を付けていた。葉も未だ残っている。来春は苗を探して、アトリエの屋上に植え込みたい。北風で、空が晴れて来た。夜分に晴れると気温が下がるので、好ましくない。



今朝は空が晴れて、気温が下がっている。敷石の雪は凍り付いてる。日中は2度になるとの予報が出ているが、12月中旬の気温とのこと。南の地方では竜巻で家が200mも飛んだり、比較的穏やかだった列島の気候に、異変が出て来ている。