14, 11. 2011 雪が来る前に


曇りのち雨の予報が出ていた昨日は、朝方の晴れ間が持続した。強い風で、雲の動きは速いが、雨雲ではなかった。勤めがあった頃からの習慣で、日曜日は洗濯その他の雑用に追われる。手を付けた小品の補正をした。粘土を薄くすると、軽くはなるが歪みが出て来る。

2時少し前に、散歩に出かけた。雪が来る前に、アカミヤドリギの味を採取して来ようと、南西に向う。シラカバ公園の樹々は、殆ど葉を落としていた。陽射しが明るいので樹々の姿を楽しめるが、曇天ならかなり陰惨な感じを受けそうだった。北の沢の手前のお宅のセンニンソウは、未だ花を付けていた。沢は見晴らしが良くなり、北を眺めると、かなり距離のある池や、三番通りの北の空まで見えた。




中央の沢の池を巡る遊歩道を南へ向う。中央の階段を下りて沢に入る。陽当たりが良くなり、沢の底まで陽が届いていた。西の階段を登らずに、手前の遊歩道を南へ向う。緩やかな傾斜を持つ遊歩道は、西側の階段前から下りて来る車道と合流する。春最も早くエゾエンゴサクが咲く土手に、陽が当たっていた。






鉄道林前の道に架かる橋を潜り抜け、更に南のアンダーパスへ向う。車道との境にあるガードのロープがアンダーパスの手前で切れている場所があり、車道を西へ渡る。アンダーパスを抜けると、道立図書館の前庭の北端に出る階段が待ち受けている。帰り道で前庭を通ろうと、庭の西の道を南へ進む。この道の突き当りには、原始林から西へ伸びる沢がある。日曜日なのに、図書館の庭では落葉を集める作業が行われていた。図書館の南のプラタナスの下には、集められた落葉が積まれていた。





西から怪しい雲が広がって来たが、青空の領域が広く雨の心配はなさそうだった。図書館の南を、東へ向う。雪が積ると、この道は通り抜けが出来なくなる。すっかり黄変したカラマツが、数多くの松毬を見せていた。ズミの樹のアカミヤドリギは、完全に色付いていた。東の草原に1本あるズミで、アカミヤドリギを採取した。指で枝を摘んで引くと、呆気ない程簡単に取れた。







撓わに生ったズミを見ながら、図書館の東を通る道へ出た。道の東側は、酪農学園大学の広大な敷地が広がる。東へ向おうかと少し迷ったが、学生の姿が多かったので、図書館の前庭を目指して北へ向った。