10, 11. 2011 雲


朝方は晴れていたが、間もなく大きな量塊の雲が広がり、数度俄雨もあって、昨日も変化の多い天候となった。新たな小品に手をつける。焼成でどの様に変化するのか判らないが、骨粉入りの磁器粘土は脆くて成形し難い。混入する紙の量や形を変えて、言わばサンプルを作っている感じ。焼成の結果を見て、どの条件が相応しいかを選択しようと思っている。

2時過ぎに夕食の素材を買求めかたがたの散歩に出かけた。北東を廻り、帰りがけに買物をすることにした。シナノキの街路樹がある道で、選定作業が行われていた。折角佳い形になっている枝が、無惨に切り取られて行く。来年は、今年の様な見事な花は見られまい。



東の沢へ向い、ずっと見続けて来た無花果を見に立寄る。未だ青い実もあったが、無花果らしい佳い色に色付いていた。随分長い間、楽しませて貰った。東の沢は、一段と寂しくなっていた。樹の葉が殆ど落ちて、巨木に絡んでいる黄色い蔦が梢近くまで見られた。





三番通りを越えて四番通りへ向う。農場の西から、大きな雲が広がって来ていた。何とも変化の多い巨大な雲。





四番通りを西へ戻る。農場のナナカマドに、ヒヨドリの姿が見られた。更に西の中学校前には、ズミが実を付けている。鳥達の食料は充分整っている。葉が落ちて、鳥の姿が見易くなって来た。




北の原野を見渡す。雲間からの光線が、斜めに原野に降り注いでいた。北東の空には、波を想わせる雲が連なっていた。三番通りへ向い、買物を済ませる。中央分離帯の樹々は殆ど葉を落とし、ズミの赤い実が輝いていた。





今朝も冷えたが、雲なく良く晴れている。工房の裏庭は、どの様な佇まいを見せてくれるだろうか。