19, 10. 2011 晩秋の庭


朝方は晴れ間が見えていたが間もなく雲が厚くなり,昨日は薄暗く肌寒い一日となった。ゴミの集荷日なので、切詰め作業を急ぐ。家の東西は,咲いている植物のみを残し,殆ど切詰めを終えてあるが,居間やアトリエの窓から見える内庭は,寂しくなるので切詰めを控えていた。種子を採取しようと残しておいたシラネアオイは茶褐色になり、黄葉を楽しんでいたチョウジソウやキキョウも、葉が反り返って来たので切詰めた。クロフネツツジの葉が、深い色に変わって来ている。






バイカウツギの影で咲いていたオオウバユリは,もう実が割けて種子を殆ど飛ばしてしまっていた。姿の佳い実なので,数日晴れた後で切り取ろうと思っている。ヤマラッキョウの蕾が大分膨らんで来た。雪が来る前に咲いて欲しいもの。




作業が一段落した2時半過ぎに散歩に出かけた。風が強く,手が冷たい。北西を少し廻って来ることにした。花の時期から見て来たガマズミの葉が、色付いて来ていた。実の重さで枝が垂れている。庭のホトトギスは、先端の蕾が膨らんで来た状態なのだが,南に面した塀の前で,ホトトギスが見頃になっていた。




風を避けて,真直ぐ通り抜けが出来ない迷路の様な住宅街を歩く。冬囲いの作業が始まったお宅があった。2人の専門職の方々が,てきぱきと作業を進めておいでだった。門柱に,様々な木の実を並べているお宅があった。右端は小さいけれど,マルメロでないかと思われる。




三番通りを越えて,小公園が並ぶ道を東へ戻る。小公園の桜は,葉を殆ど落としていた。公園の北端から原野を眺めた。前日はブルーグレイ一色だった西の山の頂が,白くなっていた。



今朝は雲なく良く晴れて風も治まり,南西の高い空に白い半月が見えている。夜分に晴れていたので、気温は低い。前日大分切詰めたので,内庭もすっかり寂しくなった。