06, 11. 2011 久々の雨


昨日朝食を摂っている間に、早々と冬囲いの作業のお二人が見えた。もう5.6年も同じ方々が見えるので、任せきりでも何ら問題はないのだが、今年は樹を切詰めて頂く都合があって、庭に出た。前日よりかなり気温が低い。伸び過ぎて手に負えなくなって来たスモークツリーとバイカウツギ、雪で枝が折れてしまったナツツバキとハナカイドウの切詰めをお願いした。

内庭に、切られたスモークツリーが運ばれて来た。枝を落とし、幹も枝も、80cm程に切り揃えて束ねて下さる。小一時間で、4本の樹の始末が終った。束ねてあった竹を解き、夫々の樹に配分して立て掛けて行く。慣れておいでとは言え、鮮やかな作業振りだった。油絵を描きに見えた方々も、作業振りに感心して居られた。もう少しで終りそうな頃、雨が落ちて来た。酷く濡れずに作業が終って、何よりだった。前日、咲き残っている花を切って生け、オオウバユリの殻も切り取ったので、庭は何時雪が来ても大丈夫の状態になったが、出来ることなら冬囲いが無駄と思える程、雪が少ない冬であって欲しい。






教室を終えて、前日の午前中の作業の補修をしていたら、3時を過ぎてしまった。夕食の素材のの不足な物を買求めに出かけた。シナノキが葉を殆ど落とし、托葉と実だけになってしまっていた。晴れていると、葉が落ちた枝も背景の青空で裸形の美しさを見せるが、雨の日の葉のない樹々は陰鬱そのもの。最短距離を、北東のスーパーへ向う。家と道路の僅かな隙間に、様々な野菜を植え込んであるお宅があった。春菊が白い花を付けていた。ちんげん菜が大きく育っていた。虫除けの為のマリーゴールドが彼方此方に植え込まれていた。虫の姉も見受けられたが、余り酷くはない。食物だけに、薬品による害虫の駆除より遥かに安全で良いと思われた。




大雪に枝先を捉えられ、殆ど直角に曲がって冬を耐えたナツハゼが、紅葉した葉を落とし始め、暗紫色の実が雨に濡れていた。もう幹の中程を縄で縛られていた。今年は酷い目に遭わずに冬を越して欲しいもの。