20, 09. 2011 ミョウガの花


前日からの雨は上がったが、昨日は気温がぐんと下がった。火を入れるには少し早い気がして、カーディガンを羽織って作業をした。朝日新聞に、津波で海水を被った仙台平野の農家の稲刈りの様子が載っていた。何度も代掻きをして耕し、田の水を絶やさぬ様に調整して、例年と変わらぬ収穫があったとのこと。胸の中に小さな灯りが灯った様な気分になった。

陽が当たらぬ様にアトリエの入口前に出しておいたシュスランが花を付けていた。数年前に日向に出して、葉が枯れ、茎は“火傷”状態になった鉢。昨年から順調に花を付ける様に回復した。茎を切詰めたリシリリンドウのロゼットの中央から、出遅れた花が咲いていた。




十五夜には間に合わず葉のみを飾ったが、タカノハススキに穂が上がって来ていた。遅れていたタカクマホトトギスにも、蕾が上がって来た。西の境界付近で、ミョウガが花を付けていた。昨日、魚沼在住のMIXY友Mさんが、茗荷、大葉、胡瓜、オクラを刻んで、梅干しとジャコの塩分で味付けをするレシピを載せておいでだったので、花が付かぬものを試してみようと思う。





2時過ぎに散歩に出かけた。南の小公園のアカミヤドリギが色付いていないか見て来ようと、南へ向う。介護施設が建つ筈の道営アパートの跡地の木立は、今の所未だ残されている。赤い枝の木に、白い実を付けた枝が1本あった。小公園へ立寄ったが、未だヤドリギの実は色付いていなかった。南へ向い、鉄道林前の道へ出る。ケハギが花盛りとなっていた。涼しくなってからの開花期で良かった。暑い盛りに此の色では鬱陶しく感じられる。





以前の団地の東の端の道を、北へ戻る。冬に見付けたインテリアの店舗の入口に、実ものが飾られていた。小さな実はツルウメモドキだったが、大きい赤い実は何の実だろうか。更に北の団地が出来る以前からあるお宅で、白い花を見付けた。高い塀が廻っていて、花の正面は見られなかったが、生っている実で、オオヤマレンゲと判った。季節外れの白い花。





二番通りを越えて、住宅街を西へ戻る。懐かしい花を見付けた。子供の頃は何処のお宅の庭にも咲いていたクサキョウチクトウ花。一度草刈りをされた住む人がいなくなった空地に、マツヨイグサが低い背丈で花を付けていた。ナナカマド公園のニシキギが紅葉し始めていた。




クサキョウチクトウ Phlox paniculata ハナシノブ科 オイランソウ
ミョウガ      Zingiber mioga ショウガ科