21, 09. 2011 インドリンゴが顔を出す


曇り空で明けた昨日は、重い雲が高くなって、やがて晴れ間が出て来た。陽が射し始めて、少し暖かくなる。ゴミ袋の空き容量に庭の植物を切詰めて入れようと庭に出た。もう花期が終っていたと思われていたタイワンホトトギスが、クジャクシダの間から顔を出していた。シロバナホトトギスが1輪開いていた。花期は短いが、少し庭が賑やかになる。




作業の区切りが付いた2時過ぎに、散歩に出かけた。西隣のお宅の塀の際に、コバンソウに似たイネ科の植物が植え込まれていた。植物の嗜好で、人間性が判る。佳い隣人に恵まれた。住宅街を西へ向う。数日前は袋が掛かっていたインドリンゴの実が一部現れていた。奥の四十九号と思われる林檎の袋も、外されていた。これから陽を当てて、色付かせるものと思われる。





北の沢に近いお宅の白い木製のフェンスに、黄色い花を付けた蔓生の植物が絡まっていた。何の花だろうか。その上方に、細々としたセンニンソウも絡まっていた。植木鉢から立ち上げられていた。此の方法を使えば、アトリエの屋上にセンニンソウを這わせることが出来ると確信した。




沢の遊歩道を南へ向い、二番通りを西へ進んで、沢の西の遊歩道に入った。西の遊歩道に垂れ下がる枝も、厳しく剪定されていた。丸太の木柵から、エゾゴマナが覗いていた。蔓に赤い実を付けた植物を見付けた。前日、インテリアの店舗の入口に飾られていた赤い実に相違ない。蔓が寸断され、葉もなくて何の植物なのか見当が付かない。




遊歩道の半ばまで北へ進み、遊歩道を離れて西へ向った。駅へ続く南北に走る道路に、道立図書館の前庭で見かけたヤチダモが、莢を色付かせていた。中学校のグラウンド前のエゾマツに、長い松毬が下がっていた。中学校の前庭は、大雪で傷んだのか、随分樹が切られてしまっていた。ヤドリギが寄生していた樹も少なくなってしまっていた。冬に見事に実を付けていたハンノキが元気が無い。良く見ると、虫の害があって、葉に無数の穴が開いている。数本のハンノキの幹や枝が切られて、纏められてあった。






西に黒い雲が見えていたが、上空は未だ晴れているので、もう少し西を廻って来ることにした。歩くのには、快適な気温だった。


エゾゴマナ Aster glegnii var. glehnii キク科