02, 07. 2015 花から実へ


7月に入っても、気温が低めの愚図ついた天候が続く。新幹線の中で焼身自殺を決行した事件が起きて、日本の鉄道の安全神話にひびが入った。先年スペインを汽車で廻った折、飛行機の搭乗並に手荷物の検査が厳しかったことを思い出す。乗車のかなり前に駅へ向かう必要があって、現在の様にスムーズな乗車は出来なくなる。

午前中は雨が降り止まなかったが、午後に入って雨が上がったので散歩に出掛けた。空気が湿って、花の香りが充満していた。シモクレンの実が長く伸びていた。グミは実が赤くなり、数多くの小さな実を付けたトウグミも色付いていた。





住宅街を南西に向かう。ナツツバキが蕾を数多く付けていた。庭のナツツバキも、今年は蕾の数が多い。ハナズオウに、大きな莢が出来ていた。花は小さいのに、実は驚く程大きい。欅の実も色付いていた。赤かった桜の実は、暗紫色になっている。やがて落ちて、地面をワイン色に染める。





雨粒が顔に当たった。濡れては敵わないので、シラカバ公園へ南か入って引き返す。もう1軒、ハナズオウの実を付けているお宅を見付けた。開花が早かったとみえて、莢が茶色くなっている。満開のイボタも散り始めた。未だ花を付けているハシドイがあった。




今朝は雲が分厚かったが、雲の隙間から青空が見え始めた。何日振りの青空だろうか。今日も午後から雨の予報が出ている。