16, 09. 2011 色付くノブドウ


前日の気持ちの良い秋晴れも僅か一日。昨日は時折雨が降る薄暗い天候となった。9時台半ばの電車で、工房へ向う。月末に工房で、教室の作品展があるそうで、以前焼いて頂いたポットや陶筥を一緒に並べる様に、K・Kさんから依頼されていた。全く気は乗らなかったが、日頃お世話になっているので仕方なくお付合い。荷物が多くなったので、琴似駅前から車で向った。玄関前のナツツバキが、実を数多く付けていた。



折角出かけて来たので、以前から作りたいと思っていた、大きめの浅い鉢に取り掛かった。電動轆轤で引ける腕前ではないので、手回しの轆轤で手捻りで作る。昼食後幾分空が明るくなって来たので、庭に出てみた。珍しいトリカブトを見付けた。葉に刻みの入らぬ、丸い葉のトリカブト。名称を尋ねると、ユウバリトリカブトとのことだったが、図鑑にその名はなかった。愉しみにしていたノブドウが色付いていた。エメラルドグリーン、ターコイズブルー、深い紫色と、多様な表情を見せている。





ノブドウの左手に、何とセンニンソウが咲いていた。先日見かけたセンニンソウは、距離があって、良く見ることが出来なかったが、垂れ下がった蔓もあり、近間で見ることが出来た。繊細で優雅な花だった。数年前、園芸店で見付けられたとのこと。分けましょうかと尋ねられたが、植える場所も思い当たらず、お断りした。昨夜写真の処理をしていて、アトリエの屋上にプランターに植え込んで、這わせる方法を思い付いた。その内園芸店を覗いて来ようかと思っている。





3時過ぎまで奮闘して、30cmを越える径の鉢を作り上げた。1cm強の縁も付けてみた。縁を青くして、鉢を引き締める予定。年末前に焼き上がると、様々な使い勝手があって楽しめる。ノブドウとセンニチソウを堪能した気分の佳い一日だった。