01, 10. 2011 工房へ
曇りと雨の予報が出ていた昨日は,7時前から早々に雨が降り出した。暫く晴天が続いていたので,庭には佳い恵みの雨だったが,薄暗くて灯りを点けないと作業が出来なかった。11時前に雨は上がり,僅かに明るくなった。纏めてあったゴミ袋を集荷場へ運んだ。
雨が酷ければ失礼しようと思っていたが,今日で工房の作品展が終わるので,午後から出かけた。札幌へ近付くにつれて,空が暗くなる。琴似駅に着いた折は,かなりの雨で,三角山も煙っていた。駅前からタクシーで工房へ向う。工房は来客で賑わっていた。以前お目にかかった方と数人が,接客のお手伝いをされておいでだった。2階の会場に作品が展示され,階下の作業場は綺麗に片付けられ,作業台には布が掛けられて,様々な作品が売られていた。
気に懸かっていたローズヒップ用のティカップは,無事に焼けていた。専用の小さなポットも成形してある。ノバラの実も色付いて来ているので,先日Netでローズヒップの作り方を調べた。バラの実を洗って干せば良いのだろうと思っていたが、実の中の種子や毛を取り出す必要があることが判った。ハマナスの実で作るローズヒップも紹介されていたが、ハマナスの実は入手出来ない。あの小さなバラの実を割って,種子や毛を取り出すのは,時間がかかりすぎる。その内,デパートでも見回って,ローズヒップを買求めようと思っている。
傘を持たずに出かけたので,雨の様子を見に庭に出た。大きな樹が生い茂っているので、殆ど雨は気にならない。裏の沢の樹々も,大分葉を落とし始めていた。先日花を付けていたウドは,実になり始めていた。雨に実が濡れて美しい。
西側の屋根に廻ってみる。ノブドウは葉を殆ど落とし,実が僅かに残っていた。雨に群れた実が,美しく輝く。花期も終盤のセンニンソウが僅かに花を付けていた。
K・Kさんが、彫刻の森美術館の作品が面白そうなので、一緒に観に行こうと誘って下さった。今年の本郷新受賞者の西野康造氏の個展だった。金属線を使用した立体作品。壁や床に落ちる影が美しい。習作の鳥の羽根を思わせる形象が,僅かな風で動きを見せるのが美しく面白かった。
白い折畳みの傘をお借りして,地下鉄の駅まで送って頂いた。傘があるので,途中の店舗で買物をして駅へ向う。青果店の前には,ハロウィーン用の大きな南瓜の装飾があった。センニンソウはないかと,琴似駅前の赤岩園芸の支店に立寄った。センニンソウは無かったが,シコンノボタンの鉢を見付けて買求めた。アタローの宿敵だったゴンノシンという猫に出た新芽を折られてしまったシコンノボタンは、そのまま枯れてしまっていた。蕾が付いていて,これから暫く楽しめそう。
シコンノボタン Tibouchina urvilleana ノボタン科