13, 08. 2011 ヒメトチノキ


朝から良く晴れたが、昨日は幾分気温が下がり、風も吹いた。昨年今頃は、35度を超える炎天下を、水とビールで水分を補給しながら歩き廻っていたが、この様な暑苦しさは感じなかった。湿度の多寡が、体感温度に大きく作用する。

庭のゴミを集荷場に運んだ。シュウメイギクが蕾を上げて来た。コシキブの長い枝は、根元は花が終って小さな実となり、中程は花が咲き、先端の方は未だこれから蕾が出て来る状態。やがて実が赤紫色に色付くが、全て色付く頃には、雪がやって来る。




ビランジが花を付け始めた。最盛期には茎を伸ばし、現在の2倍程の嵩となる。咲き始めが姿が佳い。リシリリンドウは次々と花を開き。円環状に花が繋がった。




午後から所用あって、札幌へ出かける。南1条で2件の用事を済ませ、北へ戻る。大通公園は、ビアガーデンに多くの人々が集まっていた。30分程余裕があって、植物園に寄ってみた。入口から反時計回りで、外郭に近い辺りを歩く。巨大なトチノキが実を数多く付けていた。葉が茶色く枯れ始めている。咲き始めのキツリフネをみて、ユリノキがある方へ移動した。途中で、ノブドウの様な実を付けている植物を見かけた。蔓生の植物ではなく、地面から屹立していた。魅力的な実を付ける植物。





ユリノキを見上げたが、もう実は落ちてしまっていた。少し遅かったらしい。ユリノキの実には会えなかったが、直ぐ傍のヒメトチノキの樹は、実を付けていた。凹凸のある実だった。昨年旅先で見たセイヨウトチノキの実よりは幾分小さく、色が茶色を帯びていた。家に戻ってから図鑑を調べたが、載っていない。Netで調べて、セイヨウトチノキとは別種であることが判った。



南の方の高山植物園は、殆どの植物が花期を終えていた。ツリガネニンジンの姿があった。長い実を付けているバラがあった。調べてみて、オオタカネバラであることが判った。山地や亜高山に分布する植物。




植物園を出て道庁の庭を横切り、東へ向う。サルスベリの花が、漸く開いていた。未だ丸い蕾が、数多く残っていた。




サルスベリ  Lagerstroemia indica ミソハギ
ヒメトチノキ Aesculus turtinata Blume トチノキ