12, 08. 2011 ツユクサ


前日期待した降雨はほんのお印、昨日も朝から良く晴れた。東日本大震災から5ヶ月目に当る昨日は、初盆で墓参りをされる被災者の方々の様子が報じられていた。山を背にした傾斜地にある墓所から、僅かに残存する建造物の他は何も無い更地が広がり、その向こうに、今は穏やかな表情を見せている海が広がる光景は、何とも哀しいものだった。

土曜日に教室の方が置いていって下さった、小出裕章著「原発のうそ」を読み終えた。日本の原子力発電の能力が想像以上に低いことが判り、「もんじゅ」、「六ヶ所村」についての記述には、背筋が寒くなった。小出裕章氏については、下記のアドレスに詳しい記述がある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%87%BA%E8%A3%95%E7%AB%A0

また、5月23日、参議院行政監視委員会での発言は、下記のアドレスにその一部が記載されている。

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65737210.html



キャラボクの下に残しておいたツユクサが、次々に花を開き始めた。染織の下絵を描く青花の原料ともなるこの花の青は、透明感があって美しい。キャラボクの傍のミズヒキも花を開き始めた。優しい姿ながら発芽率が高く、早めに切詰めないと翌春は大変なことになる。




3時を過ぎて、次の作業の為に必要な用具を買求めに、南東の日用品の量販店まで出かけた。歩道にシナノキの実が落ちていた。オオバボダイジュの実も落ちていた。秋まで残っていた記憶があるので、全て落ちるのではなかったと思われる。




クリの毬が大分大きくなり、南瓜も大きくなっていた。一番通りから国道へ出て、買物を済ませる。発泡スチロールの大きな函と、2種の篭手。重くはないが嵩張るので、寄り道をせずに最短距離を戻った。





煉瓦工場の東角を曲がり、北へ戻る。東側の高速道路を様々な植物が彩っている。やがて些か食傷気味になるセイタカアワダチソウも、咲き始めは風情がある。未だクサフジが花を付けていた。昨年は勢いがなかったミヤギノハギが勢いを取り戻していた。二番通りを西へ戻る。美容院のデッキのノブドウが実を付けていた。次回工房へ伺う頃には、西の屋根のノブドウが色付いているかも知れない。






ツユクサ Commelina communis ツユクサ
ミズヒキ Persicaria filiforumis タデ科