29, 07. 2011 ツリガネニンジン


昨日も朝から良く晴れて、気温がぐんと上がった。相変わらず湿度が高めで、雨がちで肌寒かった7月中旬には強かった風がぴたりと止まって、蒸し暑いことこの上ない。伸びて広がり過ぎた植物の下葉を切り取って、空気の通りを良くする作業をした。セッコウボクに付いていた幼虫を4匹捉えた。未だ未だ油断はならない。

東側のツリガネニンジンが盛りになって来た。切り取ると長持ちしないので、専ら庭で楽しむ。先に咲き出した西側の株は、もう花が朽ち始めていた。キャラボクの下で、ツユクサが花を開いていた。この時期には清涼感があって佳い花。何処かから飛んで来て発芽するのだが、邪魔にならない限りは、残して花を楽しむ。





手がけている陶の作業を進める。来週は工房に持参出来るかも知れない。陽が傾き影が長く伸びる4時過ぎに散歩に出かけた。2軒のお宅のネムノキを見て来ようと、北西に向う。シラカバ公園手前のお宅のネムノキは、蕾を上げていた。北の沢近くの小さなネムノキは、少し遅れ気味だった。木は小さいが、道路に突き出ているので、花の様子は良く見ることが出来る。




西へ向う途中で、殆どの緑が少し草臥れた様相を見せ始めているのに、鮮やかな緑の葉を見せている植物があった。キヅタだった。更に西の昨年シーズン最初のドカ雪で、塀から外れてしまったキヅタも、太い竹で塀にしっかり固定され、新たな葉を出していた。ヤブカンゾウが咲き始めた。塀の外側にヤブカンゾウがずっと植え込まれているお宅があった。赤味が強く、花弁も多いヤブカンゾウは、視覚的にも暑さを助長する。





三番通りを越えて、小公園が並ぶ道を東へ戻る。上空も南東も雲なく晴れていたが、北西の札幌の方角は霞がかかっていた。煉瓦塀の前に植え込まれたラベンダーに、アゲハが止まっていた。庭のサンショウの葉を食べ尽くしたアゲハの幼虫は、姿を消した。上手く羽化して何処かを飛回っているのだろうか。三番通りへ戻ろうと南へ向う。ナンテンの小さな木を見付けた。白い蕾を付けた花序には、花が開いて花芯の黄色が見えているものがあった。琴似の工房へ向う途中のナンテンを思い出した。






ツリガネニンジン Adenophora triphylla var. japonica キキョウ科