19, 07. 2011 ヤマハギ


ずっと降り続いていた雨が、昨日午前中で上がった、早朝に女子サッカーの決勝戦が放映され、一度も勝ったことがない米国チーム相手なので勝ち目はないとは思ったが、精一杯悔いのない様に闘って欲しいと、手仕事をしながら観た。体格で大きな差があるにも拘らず、驚異的な粘りを見せ、PK戦の末見事優勝した。辛く暗い出来事が続いていたので、チームが見せた強い精神力は何よりの光明となった。

雨が降って庭仕事も出来ず、前日の陶の作業の続きをした。午後に入って雨が止んだ。区切りの良い処までと作業を続けていたら、3時近くになっていた。僅かに薄日が射し始めていた。庭を一回りして、散歩に出かける。宿根のカスミソウの陰で、キキョウが咲き始めていた。一番背丈が高くなった白いジギタリスは、漸く先端近くまで花が付き進んでいた。下の方は既に種子を形成している。ナツツバキがぽつぽつと咲いている。一日花なので、翌日にには地面に落ちてしまう。ナツハゼの葉が紅葉していた。






時間も余りないのと、サッカー観戦で寝不足だったので、南東を少し廻って戻ることにした。先日見かけた住宅街の中の畑では、トマトが大きくなっていた。横にあったキュウリは、葉が枯れ始めていた。トウモロコシもぐんと背丈が伸びて、花穂を出していた。少し東の白い花を付けていたエゴノキには、小さな雫型の実が下がっていた。





東の沢の傍の小公園に立寄る。ホウノキの実が大きくなっていた。あれ程多くの花を付けていたのに、実の数は花程は多くはない。それもその筈、地面には朽ちて暗褐色になった花芯が数多く落ちていた。風で落ちたのか、大きくなった実も落ちていた。





二番通りを越えて、沢の西の道に入る。クマザサの葉に、蝶が止まった。羽根を広げてくれないかと暫く様子を伺ったが、忙しく飛回っては同じ姿勢で羽根を休めていた。シジミチョウの仲間と思われるが、同定不能。住宅街を北西に向う。角のお宅に、二箇所にミヤギノハギではないかと思われる花が咲いていた。家に戻って図鑑で調べたら、ミヤギノハギの元となるヤマハギの方が花期が合うので、ヤマハギと同定した。三番通りの公園の窪地に立寄った。オオウバユリが花を開いていた。三番通りの中央分離帯シナノキも花を開いていた。気を付けて見ると、オオバボダイジュも混じっていた。西の空が明るくなり、夕刻には久々に夕映えが見られた。






ヤマハギ Lespedeza bicolor マメ科