18, 07. 2011 シナノキ 2


もう何日愚図ついた天候が続いているのだろうか。昨日も朝から雨が降り、時折小止みにはなるものの、一日中降り続いた。前日より少し気温は上がったが、幾分“暖かい”という程度で、夏の気温ではない。先月末、農作物の生育の遅れが報じられていたが、此の分では遅れは更に酷くなるものと思われる。

パリッと乾かぬ洗濯物も、気分が滅入る。給湯の暖房機の傍に干しても、余り効果はない。今週末には好天の予報が出ていたが、まだ暫くは此の状態が続くらしい。庭仕事も出来ず、洗濯機を仕掛けて陶の作業に入った。ひたすら削り取る作業で、時間の割には、捗々しく作業は進まない。

2時前に雨が小止みになったので、気分転換の散歩に出かけた。霧雨の状態で、傘をささずに出かけた。少し南西を廻ろうと、南へ向う。街路樹のシナノキが白味を帯びていた。見上げると、白い花が見えた。先日札幌からの帰り道に見かけた花は、黄色みを帯びていた。確かめようと、少し南へ向う。開いた花は、未だ黄色味を帯びていた。写真の上2葉が、先日見かけた花。図鑑で調べて、シナノキ科のオオバボダイジュという花木があることが判った。やはり托葉をもった花木で、花は花弁が幾分幅があり、黄色味を帯びている。鉄道林の前から、三番通り迄南北に通る道の両側に植えられたシナノキの街路樹に、オオバボダイジュが混じっていたことになる。シナノキの花の花弁は、細く繊細で白かった。良い蜂蜜が採れる花らしいが、既に蜂が飛回っていた。








街にまた新たな香りが加わった。マルメロの生育工合を見ながら、一番通りを西へ進む。空地に、以前の住人が植えられていた紫色のカンパネラが増え広がっていた。庭にも何処かから飛んで来てあるが、正確な名称は判らない。久々に、気に入りのお庭のツキヌキニンドウを見に立寄った。実は赤くなっては居らず、中央の実が大きくなっているものを見付けた。塀の外には、オカトラノオクサフジの姿が見られた。







中央の沢の東の遊歩道を北へ戻る。カラマツの幹に、イワガラミが花を付けていた。余り上まで蔓は伸びていないが、手で触れることが可能なのが佳い。2番通りを越え、北の沢の遊歩道を3分の1位進んだ所で、雨粒が幾分大きくなって来たので、遊歩道を離れて住宅街を戻った。2種の紫色のムラサキツユクサ、ピンクのヒルガオが雨に濡れていた。





オオバボダイジュ Tilia maximowicziana シナノキ