08, 06. 2011 ホウノキ


葉を広げたばかりのハリエンジュを見ながら南へ向う。三番通りを越えて、東の沢の西の道に入った。ホウノキが花を開いていた。此処のホウノキは、南の公園の樹よりも遥かに大きいが、沢の底から伸びているので、途中の枝を比較的近くで見ることが出来る。南の公園の方が、進行が早かったので廻ろうかとも思ったが、随分距離を歩いていたので、沢を離れて住宅街を西へ戻った。





途中のお宅で、エゾワサビが花を付けていた。ホウノキと近種のオオヤマレンゲを見上げたが、開花はもう少し先の状態だった。




明けた昨日は、朝方は雲が多かったが間もなく晴れて、気温も上がった。前日蓋物の削りで時間を取られて手を付けられなかった、クロフネツツジの剪定をしに庭へ出た。実生のヤマシャクヤクが開き、親株は散り始めていた。白いミヤマオダマキが咲き始めていた。




花がすっかり散ったクロフネツツジは、開花期よりも枝がかなり伸びている。枝を切詰め、花の跡の実を取り去ラなければならない。実は成熟するとかなりの大きさになり、放置すると翌年焦茶色の殻となって見苦しいのと、花の付きが悪くなる。実を育てる栄養を、花芽の生成に充てさせようという魂胆。先ず枝から切り始める。これで、実を取る作業は少し軽減される。午前中一杯かかって、漸く枝切りを終えた。午後実を取り去る作業を進めた。咲いた花の数だけ実が下がっているので、中々の大仕事。3分の1位取り去って、一段落とした。萼も実も、粘りがあってゴム手袋はべとべとになっていた。






帰りがけにゴム手袋を買求めて来ようと、散歩に出かけた。前日廻ろうかと思った南の公園へ向う。どちらのお宅の庭も、色とりどりの花が溢れている。公園のホウノキも花を開いていた。下に伸びていた枝が雪で折れて、高い位置の花だけになったのが惜しまれる。通りを挟んだ東の沢にも小さなホウノキがあって、辺りには甘い香りが漂っていた。沢に沿って二番通りへ向う途中で、沢の奥に白い花を付けている樹を見付けた。距離があって確認出来なかったが、ナナカマドの白い花とは異なる、優しい雰囲気の花だった。




ホウノキ Magnolia hypoleuca モクレン