01, 06. 2012 エゾノハナシノブ
皐月末日の昨日は、早朝の雲が切れ、久々の快晴となった。風も幾分弱まり、気温も20度を超えた。通常の洗濯の他に、気温が低くて溜ってしまったウールの衣服の洗濯をする。これで冬物は完全に仕舞える。今日のゴミの集荷に合わせて、前日切詰めて干しておいたクロフネツツジの枝をゴミ袋に詰め込み、ついでに枝をもう少し切詰めた。
家の西側で、エゾノハナシノブが咲き揃った。早く花序を出した方は満開状態。遅れて出て来た花序の花も開いた。株分けして三箇所に増やしたが、親株と二番目に増やした株は休眠状態で、ここ数年花を付けない。白いオダマキが花を開いて来た。ミヤマオダマキよりも更に背丈が低いが、図鑑には出ていない。中々の器量良し。
仕事の区切りが付いた2時過ぎに、散歩に出かけた。南東を廻ろうと、東町公園へ向う。ケヤキはすっかり緑色となり、樹の下には大きな日陰が出来てひんやりしていた。小さな葉の付け根に、丸い蕾が出来ていた。
一番通りを東へ進む。ピンクの蕾を見せていたマルメロが花を開いていた。開くと白い花となるが、僅かにピンクを残しているのが佳い。実が良く似たカリンは、ピンクの花を付ける。
東の沢に隣接する公園へ向う。離れた位置から、ホウノキの花が見えていた。下の枝が折られてしまったので重心が高くなり、開いた花の花芯は全く見えない。沢の北の方のホウノキは未だ開花していなかったが、この高さなら花芯が見られそう。
沢に沿って北へ進む。沢を背にしたお宅の小さなヤマボウシに蕾が付いていた。2年前に植物園で実を拾って来て蒔いたヤマボウシは、20cm近くに育って来た。もう少し大きくなるのを待って、地植えにしようと思っている。あかしあ公園のエゾサンザシは、花の様な黄色い葉の中央に緑色の蕾を付けていた。沢の樹々は葉を繁らせ、奥は鬱蒼と暗くなっていた。季節は初夏へと移行している。
エゾノハナシノブ Polemonium caeruleum ssp. yezoense ハナシノブ科