04, 06. 2011 ヤマシャクヤク


早朝雨上がりも手伝ってかなり気温が低かったが、やがて青空が広がり、昨日は気温が上がった。昨年数点の作品を納めさせて頂いた、同期生の友人と妹さんが見えることになっていたので、駅まで迎えに出かけた。天候を心配していたのだが、幸い時間を追う毎に、良い天候になって来た。

昨年夏以来の再会だったが、お二人ともお元気そうだった。一頻り話をした後、少しも片付いていない庭を案内した。ヤマシャクヤクが花を開いていた。佳いタイミングのお出迎え。昨年花を付けなかった親株に2輪の花。実生の株の蕾も白くなり始めていた。




ウルップソウも咲いていた。家の東側では、サクラソウに越境され、オキナグサが陰になって咲き始めていた。サクラソウの花期が終ったら、越境した株を取除かなければならない。





サンカヨウが実を付けていた。葉陰で風が余り当らないので、上手く実を成熟させることが出来るかも知れない。エンレイソウも大きな実を付け始めた。充分に株数はあるので、これ以上増えぬ様に、実を取除かなければならない。




1時過ぎに、バスで新さっぽろ迄向われるお二人と一緒に、駅まで出かけた。3時過ぎに事務的な手続きで見える保険会社の方の用件の為に、駅前で用事を済ませて歩いて戻った。中央の沢の階段を下りると、緑の匂いが強くなっていた。ニリンソウはそろそろ終盤。代わってクルマバソウが沢を埋めていた。セリ科の植物が、丸く大きな蕾を上げていた。この植物が出始めると、緑の匂いは濃厚になる。昨年大木が直撃して毀れた木道で、作業をする方々の姿が見えた。今年は木道が通られるかも知れない。





数日前、昨年から名称が判らぬ3段重ねに咲く植物を日記に載せたら、日野在住のHさんから、ツキヌキニンドウではないかと、MIXYにコメントを頂いた。沢の階段を上り、この花木のあるお宅へ立寄る。花は開花していなかったが、南側の塀の外にセンダイハギが咲いていた。前日琴似の生花店で見付けて生けたばかりの花。此処のお宅に植え込まれている植物は、季節感があって愉しい。




沢の東の遊歩道を、北の沢の中程まで北進して、住宅街を東へ戻った。先日太い蕾だったフジが花を開いていた。桜が終り、ライラックとナナカマドが方々で花を咲かせていた。




ウルップソウ  Lagotis yesoensis ウルップソウ
ヤマシャクヤク Paeonia japonica ボタン科