17, 05. 2012 緑鮮やかに


前日からの雨は、昨日も降り続いた。時折小止みになるが、降り止まない。頭が痛くなる様な薄暗さ。我慢して立体の形を描き続けるが、今一つ調子が出ない。小止みになった折に、気分転換に庭に出た。クロユリが、大分暗紫色に染まって来ていた。サクラソウが蕾を上げている。自然発芽したノビネチドリの花序が色付き始めていた。筍の様だったコウライテンナンショウは葉を出し、仏炎包を持ち上げていた。






午後に入っても、雨は降り続いた。2時過ぎに買物がてらの散歩に出かける。前日とは異なり、傘が必要だった。東を小さく廻って、スーパーへ向うことにする。昨年も見かけたウドを多く植えてあるお宅の前を通る。威勢良くウドが伸びていた。オオヤマレンゲが葉を広げ、蕾も出ていた。秋に最も早く実を付けた林檎の樹に、蕾が出ていた。何の木だろうか。茫々と伸ばした枝に、白い花がびっしりと咲いていた。どの様な実を付けるのだろうか。







雨に濡れた東の沢は、緑が鮮やかだった。ホウノキが葉を広げ始めている。冬芽の殻と葉の間にあった薄茶色の葉が、花の様に見える。花芽は葉の中心から現れる。沢を離れ、住宅街を北西に向う。三番通りに面した公園の窪地の前を通る。濡れて滑りそうなので、下には下りずに通り過ぎた。階段傍の巨木に、緑色を帯びた蕾が出ていた。





今朝は久々の青空。雨の後だけに、空の青が澄んで美しい。水分の補給を受けた植物達は、勢いの良い展開を見せるものと思われる。