21, 05. 2012 チングルマ


朝から快晴だった昨日は、気温も大分上がった。此の時期としては当たり前の気温ながら、今まで低い気温の日が続いていたので、幾分暑く感じた。洗濯物を戸外に干した。風もあって、良く乾いた。

サクラソウが咲き出した。梅の根元が最も開花が早い。三箇所に植えてあるので、暫くは楽しめそう。レンゲショウマの生きが良い。新たな芽も出て来て、移植した場所が気に入ってくれた様子。チングルマが咲いている。ここ数年花の付きが悪く、昨年は2輪しか付けなかった。5年程全く花を付けなかった家の東に定植した株にも、3輪の花が開いていた。内庭のチングルマの傍では、チョウノスケソウも花を開いていた。2種とも高山植物。今年の冬の寒さが影響しているのかも知れない。クロフネツツジは盛りを超えて、直ぐ西のシャクナゲが見頃になって来た。








午前中の仕事で礬水が不足になったので、新たな膠を水に入れ、水を含む待ち時間を利用して散歩に出かけた。北東を廻ろうと、住宅街を東へ進む。昨秋、暗紫色の実を付けていた庭木に、蕾が出ていた。どの様な花を付けるのか。花が見られると、同定し易くなる。東の沢のタラノキは、葉を開き始めていた。手が届きそうな位置の芽は、全て切り取られていた。傍らに、ヤマブドウが小さな葉を広げ始めていた。ホウノキは葉を広げ、葉の中央に蕾を出していた。






沢に沿って北へ向い、三番通りを越えて高速道路の西の道に入る。シダレヤナギは葉を伸ばし、細く長い枝を風に揺らしていた。芽吹きの遅いハリエンジュが、漸く葉を出し始めていた。他の樹々の緑が増しているので、ハリエンジュの林は枯れ木の様に見える。





四番通りを西へ戻る。盲学校の北の畑には今年も玉葱が植え込まれ、緑色の細い帯が出来ていた。北の方では植え付けの作業が進められていた。防雪のパネルに絡み付いた葛を暫く前から注意して見ていたののだが、一向に芽を出さない。倒れた枯草の中に、三葉の葉から蔓を伸ばす植物を見付けた。葛に相違ない。クズは昨年の蔓には芽を出さぬことを、初めて知った。西の山並みは何時もより高く見え、霞んでいた。






今世紀列島で見られる最後の金冠日蝕と報じられていた今朝は、生憎の薄曇り。完全な金冠日蝕となる筈の太平洋岸も好天が望めぬらしい。


チョウノスケソウ Dryas octopetala var. asiatica バラ科 ミヤマチングルマ
チングルマ    Sieversia pentapetala バラ科 イワグルマ チゴノマイ