17, 05. 2011 花と若葉と


風が強かったが、昨日午前中は陽が射した。シラネアオイが漸く咲き始めた。雪が融けた時期、株の勢い、日照の多寡で花の咲き出しは夫々異なる。最も勢いが良く、陽当たりが良い東側の株が開花が早く、花の付きも多い。東側から南側、西側と廻って、2葉ずつ写真に撮った。未だ蕾を上げたばかりの株が、4箇所ある。








一旦枯葉や茎の除去を済ませた筈の東側が未だ雑然としている。再度残っている落葉を集め、増え過ぎたアマドコロやコンロンソウを引き抜いた。アマドコロの根も、中々手強かった。野草は趣があって佳いが、旺盛な繁殖力が狭い庭には泣き所。

午後から先週出かけられなかった用事で、札幌に出かけた。駅から南西を廻り、南東から駅へ戻るコース。人通りの少ない道を選んで、道庁の北門へ出る。北門近くの桜が満開だった。淡い色の佳い桜。背丈もかなりあるが、枝を広げた径が大きな、堂々とした姿だった。やはり枝の張り出しが大きな、シダレザクラもあった。未だ花は開いていなかった。ポプラに若葉が出始めていた。





スイレンの葉が浮かぶ池を廻って、南門へ出る。目当てのハリギリは、もう葉を開いていた。あの大きな芽が開く段階を見たかったと、残念に思った。




1件用事を済ませ、大通公園を東へ向う。ライラックの蕾が大きく伸びていた。東の店舗で買物を済ませ、北へ向う。市役所の南の庭で、白いライラックが咲き始めていた。市役所にお務めのK氏ご丹精の時計台の庭に立寄る。オオバナノエンレイソウが真っ盛りだった。野草を植え込むスペースは拡張され、時計台の入口付近に、エンレイソウのスペースが出来ていた。夏迄には地上部分が消えるので、何か組み合わせる野草が必要と思われた。





街路樹のイチョウに小さな若葉が出ていた。雲が厚みを増し、最寄りの駅に着いた頃には、小雨が降り出していた。今朝は風は強いが、雲なく晴れている。雨の後だけに、空の青が強く美しい。今日こそ、空いたスペースに移植を済ませてしまいたい。


シラネアオイ Glaucidium palmatum シラネアオイ