16, 05. 2011 銀色に輝く幹


午後からは雨の予報が出ていたが、昨日は9時前から雲が切れて晴天となった。陽光の明るさに比べて気温は上がらず、風が冷たかった。晴れている内に庭仕事を進めようと、身支度をして庭に出る。西側の境界付近のヤグルマソウが茶色の葉を広げていた。ユキザサの蕾が大分大きくなって来た。




増え過ぎて他の植物の場所に越境しているハナトラノオの根を掘り出す。地下茎を走らせて増える植物で、シラネアオイやクリスマス・ローズの直ぐ傍迄進出していた芽を、水をかけて地面を柔らかくして、芋づる式に引き抜いた。可愛らしい姿に似ず、中々強情な根だった。背丈が高くなるシュウメイギクも、境界近くに移植した。未だ完全ではないが、一応落葉と茎は取り去った。あとは空いたスペースに、背丈の低い植物を、混み合っている場所から移植すれば良い。一段落ついて、散歩に出かけた。

ハナトラノオの除去で移植こての柄が折れたので、帰りがけに買求めようと、南東から北東のスーパーに廻るコースを選んだ。東町公園のケヤキが、赤く燃えていた。新芽は深い赤で、樹の躯体に比べると小さなものだが、その総体は強いエネルギーを発していた。




一番通りを東へ進む。ずっと雪に埋もれていたアパートの生垣のレンギョウが、漸く花を開き始めた。他のレンギョウは、もう満開になっている。進路を北に変え、シダレザクラを見に立寄る。丁度見頃の状態になっていた。






東の小公園に立寄る。ホウノキは未だ花芽が開いていなかった。昨年から気に懸かっているセイヨウトチノキではないかと思われる巨木の芽が、大分膨らんで来ていた。





二番通りを越えて、東の沢の西の道に入る。冬から見上げていた巨木の幹が、陽を受けて銀色に光っていた。カエデの類いではないかと思われるが、どの様な展開を見せるのかが愉しみとなった。沢の緑が増して,高速道路の東側のマンションの姿が見えなくなっていた。




三番通りの公園の窪地を見下ろす。階段の雪は融け、窪地の底の緑の量が増していた。立寄らずに通り過ぎる積りだったが、階段を下りてみた。シロバナエンレイソウが咲いていた。コウライテンナンショウの芽が、筍の様に林立していた。窪地を取巻く桜はそろそろ盛りを過ぎて、見納めの状態だった。




今朝は晴れているが、薄雲が広がっている。昨日よりは気温が上がる予報が出ているが、相変わらず風が強い。雨が来る前に、移植を進めなければならない。