08, 05. 2011 ニリンソウの土手


沢の中に造られた遊歩道を通り、中央の階段に達した。橋の傍に丸太を組んだ階段があり、沢の底へ下りられる様になっている。先日は芽が出ていなかったニリンソウが、小さな蕾を付けていた。少し早過ぎたかと引き返そうとして、奥の方に白い花を見付けた。キバナノアマナも咲いていた。南へ進むにつれて、花の数が多くなる。少し東へ小川に沿って曲がると、土手一面にニリンソウが咲いていた。南に面して、雪解けも早かったのだろう。エンレイソウも混じっていた。佳い土手を見付けた。





階段を上り、アンダーパスに続く道を渡り、駅前のスーパーに入る。思いがけなく、白と薄紫のカンパネラがあって買求めた。前日北東のスーパーでライムを見付けたので組み合わせようと、沢の西の遊歩道を北へ進んだ。散歩を始める様になって、初めて見付けたキタコブシが、丁度見頃に咲いていた。何の樹なのだろうか。木の芽が勢いよく膨らんでいた。




二番通りを渡り、北の沢の西の遊歩道に入る。沢の急斜面にも、点々と青いエゾエンゴサクが見受けられた。過日見頃だったキタコブシは盛りを過ぎ、花弁が黄変して大分散っていた。クルミの頭頂の芽が開き、脇芽も増えて来ていた。交通量の多い三番通りを避けて、少し北の小公園が並ぶ道を東へ戻ることにした。最も西側の小公園近くで、当地には珍しいサンシュユが咲いていた。




明けた昨日は気温が下がり、強い風が吹く薄暗い一日となった。ワサビの花を切って挿そうと庭に出ると、セグロセキレイが飛んで来た。地面を何度もお辞儀をする様にひょこひょこ歩き廻っていた。先に芽を出したヤマシャクヤクの親株が、両手を伸ばす様に葉を伸ばし、頭の位置に蕾を付けていた。昨年は、もう少し小さな蕾の段階で生育が止まり、花を開かなかった。今年の蕾は大分大きくなっているので、開花するのかも知れない。シラネアオイが日毎に大きくなって来ているが、昨年より開花は遅れそう。





昨夕からの雨が今朝は上がっているが、雲は厚い。風は治まっている。クロフネツツジの花芽が大分膨らんで来た。


ニリンソウ Anemone flaccida キンポウゲ科