27, 02. 2012 風の悪戯


風が強かった昨日は,午前中は良く晴れていたが,午後に入って目紛しく天候が変わった。洗濯機を仕掛け,ベッドメイキングをするついでに,ベッドを動かさないと扉が開かない戸棚から、手製の雛人形を出して飾った。アトリエにも、小さな雛人形を飾り,桃と菜の花を飾った。



午前中は気分良く仕事が進んだが,午後に入って薄雲が広がり,やがて雪が舞い出した。雲の動きが早いので,その内晴れるかと様子を見ていたが,やがて降り積った雪を風が舞い上げる地吹雪も加わって来た。余り酷くならぬ内にと,散歩に出かけた。南西を廻ろうと,シラカバ公園へ向う。余り雲は厚くないのか,僅かに陽の位置が見えた。風は珍しく南風。地吹雪で,少し先も霞んで見える。




少々荒れても,散歩には雨より雪の方が良い。雨なら傘をさす必要があるが、雪は濡れずに歩ける。数日前の暖気で融け始め,少し黒ずんだ雪の壁に新たな雪が積り,面白い紋様を作っていた。もう少し南へ進みたかったが,正面から吹く風が強く,西へ進路を変えた。風を避けて住宅街をジグザクに曲がりながら、北東へ戻る。久々に、名称不明の赤い枝の植物の前を通る。枝の先端に,小さな冬芽が出ていた。何時の間にか,陽が射し始めている。マンサクのあるお宅の前を通る頃には,青空が広がっていた。





シラカバ公園を通り抜ける。先刻南へ向った折とは全く異なった情景。公園に隣接するお宅の庭木で,何かが動いた。ヤマガラシジュウカラだった。近隣では最も大きな実を付ける柿の樹にも冬芽が出ていた。小鳥が飛び始めるなら,天候は回復かと思われたが,夕刻まで何度も降ったり晴れたりを繰り返した。





今朝は風は治まっているが,また雪が散らついている。寒さに加えて雪,今年の冬は厳しい。