21, 12. 2010 薄紅色の月


昨日は予報通り、朝方から小雨が降り始めた。正午前には上がったが、雨雲が低く垂れ込めていた。書状を1通作成し、陶土の作業を区切りの良いところ迄と続けていると、2時を大分廻ってしまった。郵便局と駅前のスーパーでの買物があり、家を出た。薄暗く陽は射していないが暖かい。郵便物を投函し、駅へ向おうとしたが、西北の空が明るくなって来たので、回り道をして駅前に行くことにした。

北西へ向い北の沢を目指す。背丈の高いススキを切詰めずに、そのまま残してあるお宅があった。すっかり色褪せ、道路に倒れそうになっているものもあった。雲が切れて、青空が覗き始めた。雨の心配はなさそうだった。北の沢の遊歩道から三番通りに出た。つい数日前、凍って白く雪を冠っていた池は、岸に近い部分の氷が緩み、雪の色が変わっていた。





北の沢の西の遊歩道は除雪されていなく、歩幅の広い足跡が残されていた。この足跡を辿るのは難しいと判断し、三番通りを西へ進んだ。小学校と中学校の境に、緑地帯がある。此処も積雪が増えると通れなくなる所なのだが、生徒達でも通ったのか、複数の足跡で細い道が出来ていた。位置から、この緑地帯を南に進むと、駅前を東西に通る道路へ出られそうと判断した。学校の南側の通りに近い位置に、背丈の高い樹が並んでいた。通りに出て少し西へ寄り道して、中学校のヤドリギとハンノキを見上げた。もう日が傾き出していた。







先刻の緑地帯の位置まで東へ戻り、緑地帯を南へ進む。シラカバ公園と同じ様に、緑地帯の左右が所々広がって小公園になっていた。小公園の樹々にもヒヨドリの姿が見られた。原始林や道立図書館の南から、ヤドリギの実を運んで来るのは、ヒヨドリなのかも知れない。二番通りから南は、除雪されていて歩き易かった。駅に続く車道を東へ向う。歩道の雪はすっかり緩んで、足跡で凸凹が出来ていた。このまま凍ると、歩道もかなり危険になる。






買物を済ませ、中央の沢を渡って夕映えを見ながら東へ戻った。日が落ちても、余り寒さは感じられなかった。



東町公園の木立の東から、薄紅色の大きな月が昇って来るのが見られた。今日は皆既月食があるという。晴れの予報が出ているが、月を見られるのだろうか。