23, 03. 2016 夕刻の晴間


昨朝の晴間は,長くは続かなかった。朝食中に浮雲の数が増え,8時を過ぎると大きな量塊の雲が陽の路を塞いだ。戸外の様子を見ながら,手仕事を続ける。正午を過ぎても状態は変わらなかった。仕事は諦めて,2時過ぎに散歩に出掛けた。

前日よりも幾分暖かく,東から北の空が晴れていた。春分の日NHKの朝のニュースで,シジュウカラが鳴き声で情報を伝達することが判明したと報じられていた。あのヒヨドリの大集団の移動も,何らかの情報伝達があったに相違ない。小鳥の姿が少なくなったが、南の緑地帯を見て来ることにした。南向きの良く陽の当たる庭に,砕かれた雪が広げられていた。ヒヤシンスだろうか。塀と道路の間に,葉が開き始めていた。柿の樹があるお宅の庭に,小さなスミレが咲いていた。秋にも見かけたので,咲き残りかも知れない。南の緑地帯に着く頃,雲間から僅かに陽が射して来た。






緑地帯で暫く様子を見たが,小鳥の姿はなかった。前日南東を歩いた折にも,何時も小鳥の姿がある地点に小鳥が見られなかった。南の原始林に,移動してしまったのかも知れない。緑地帯の遊歩道を,北へ戻る。固かったキタコブシの芽が緩んでいた。東町公園の小山の雪が、融け始めていた。そろそろ花芽が出る頃と,巨大なヤドリギを見上げる。新学期が始まる前に酪農学園大学を歩いて,道立図書館南のヤドリギを見て来ようと思っている。





遊歩道の状態が良かったので,シラカバ公園を北へ進む。ニワウルシの枯れた花が,未だ垂れ下がっていた。目当てのルパーヴを覗き込む。赤く大きな芽が、頭を出して来ていた。何時も見上げて通るサクランボの芽が,赤味を帯びて来ていた。





散歩を終えて,一休みしてて仕事に戻る。5時近くになって,手元が明るくなった。北西の空が明るい。浮雲が赤く染まっていた。3階の窓から,北西を眺める。空は良く晴れて,山際の雲に日が沈んでいた。



昨夜も明るかったが,明方に雪が散らついた。今日,明日と,雪の予報が出ている。植物が芽を出しているのに,冬将軍には早くお引き取りを願いたい。