01, 12. 2010 バラの実のお茶


朝方散らついていた雪が上がり、昨日も前日同様、青空の広がる天候となった。昨年の今頃は、制作の為の陽光待ちで、苛々していたことを思い出す。気温が僅かに上がって、屋根の雪は全室より早く落ちた。猫達も少し寒さに慣れたのか、庭に出た。前日手を付けたバッグを縫い進めた。表と裏を夫々縫い上げ、ファスナーを付ける段階まで縫い上げた。札幌まで出かけて、ファスナーを買求めて来れば出来上がる。

作成した郵便物を投函しに出かけた。風が弱く、前日よりは温かく感じた。西の空には彩雲が出ていた。東西に走る中通りは、住居の陰にならない北側が融けていた。僅かに赤い実が見えるツリバナがあった。もう殆どのツリバナは、苞のみになっている。





28日にバラの実の写真を載せ、鳥が実を食べるのだろうかと記したら、NY在住のNさんが、バラの実を乾燥させて、ローズヒップと称するお茶が飲まれていると、MIXYにコメントを下さった。シラカバ公園に、ノバラのブッシュがある。もう数度雪を冠っているので、来年実を採取して試したいと、シラカバ公園を廻り、北の沢から四番通りを戻る道筋を考えた。シラカバ公園の中程に、鴉の巣を見付けた。随分高い位置で、かなり粗雑な巣だった。公園に隣接するお宅で、先日見付けたツタの実を見る。もう葉柄は殆ど落ちて、実もすこし萎み始めていた。バラの実は大分実を落としていた。バラの実のお茶は、来年のお愉しみ。公園を離れて西へ向った。





ベニシタンは葉の緑が失せ茶褐色になって、実の赤が目立たなくなって来ているが、雪を冠って実が輝きを見せていた。陽の当たる北側のイチイの生垣に積った雪が融け始め、小さな氷柱が出来ていた。住居が取り壊され更地になった空地は、朽ちたムラサキツメクサが雪から頭を出していた。






北の沢のトチノキを見上げる。枝先に冬芽が出ていた。葉の大きなトチノキは、冬芽も大きい。夏の旅で彼方此方で見かけた突起のある実を付けたセイヨウトチノキを思い出した。



ザーッと音がして、小鳥の群が飛来した。息を潜めて小鳥が樹に止まるのを待った。