19, 01. 2016 嵐の前は


関東地方が雪に見舞われ、首都圏の交通網に混乱が生じた昨日は、全く日は射さぬものの、風も無く雪も降らない薄暗い一日となった。手がけていた手仕事をして過ごす。正午のニュースでは、間引き運転の為に駅にも入れぬ人々が、長い列を作っている様子が紹介されていた。分刻みのダイヤで何れだけ多くの人々を輸送するのかを、目の当たりにした感じだった。

2時少し過ぎに、散歩に出掛けた。0度の予報が出ていたが、雪の状態からもっと低いことが判る。西へ向かうと、南北に通る幹線道路のナナカマドに、ヒヨドリの姿があった。直ぐ傍のお宅のアンテナにも止っている。数は多くはないが、里鳥のヒヨドリではなかった。未だ此の界隈を飛回っているらしい。歩道は彼等の食事の跡で、赤くなっていた。





西の突き当りに、北の沢の樹々が見えて来た。積雪が増えて、冬の情景となって来た。沢の遊歩道に入る。昨年大きな実を拾ったトチノキの冬芽が光っていた。大きな拾った実には、未だ亀裂が入っていない。沢に押し出された雪を辿って、池を覗き込む。岸辺に僅かに凍った水面が見えていたが、あとは雪で真っ白だった。最上段の写真が、沢の池。




樹々の間から北西を見渡したが黒い雲が広がっていたので山並みを見るのは諦めて、住宅街を東へ戻る。幹線道路まで戻り、少し北へ向う。雪を満載したトラックが、北へ向う。大きなダンプカーの他に、荷台に板を立てた急ごしらえの小型のトラックも走っていた。少し冬芽が膨らんで来たレンギョウも、雪を冠っていた。また街路樹にヒヨドリが飛んで来た。





北の住宅街を、東へ戻る。かなりの傾斜で、東が高くなっている。直交する道路の北端に、雪を原野へ運ぶ人の姿が見えた。シラカバ公園へ、北から入る。公園もすっかり雪に埋もれ、出口には大きな雪の山が出来ていた。





昨夜来TVの画面には、暴風雪、波浪の警報のテロップが流れているが、明けて来た空は曇空ながら、雪も風もない。余り荒れずに過ぎて欲しいもの。