02, 12. 2010 群れる小鳥 


小鳥の群が高い梢に止まった。じっと止まっていてはくれず、忙しなく場所を変える。生憎の逆光で、色が良く見えない。当方は場所を変えず、身体の向きだけ変えて、漸く数枚姿を捉えたが、図鑑で調べようにも特徴が掴めず、何の鳥なのか判らなかった。心得のある方なら、プロポーションで判断が可能と思われるが、その判断が可能なのはヒヨドリ位では手に負えない。







また群を作って飛び去ったのを潮に、三番通りから四番通りへ向った。雪が降り、寒さが厳しくなると、此の通りは地吹雪が出て歩くのは難しくなる。エゾノギシギシが暗褐色に朽ちていた。すっかり色を失ったセイタカアワダチソウが雪を冠っていた。茶色に沈んでいた原野が、雪でコントラストが付いて、美しく見える。近隣では春最も早く花を付けたキタコブシに、花芽が沢山出ていた。





東へ戻り、雪捨て場の前を通る。今年は許容量を超え、2月末には閉鎖されていたのを思い出す。余り多く降らずに、早い雪解けを迎えて欲しいもの。雪原の向こうには、数日前に馬に出会って歩いた道が見渡せた。あの道も、春の兆しが見えるまでは歩けそうにない。雪の予報だったが、終日雪は降らず、4時前には夕焼けが出ていた。





一夜明けた昨日は、また雪の予報が外れ、午前中は良く晴れた。気温も上がり、車道の雪は完全に融けた。雲が広がり始めた午後、南東にある日用品の量販店へ、モデルに使用する鉢物を見て来ようと出かけた。家から真直ぐ団地の南端まで進み、鉄道林に沿って東へ進んだ。此処にも小鳥の姿があった。北の沢で見かけた鳥の様に忙しない。羽根の色からヤマガラと思われる鳥も、色が写っている程度にしか、姿は捉えられなかった。頬の白い小鳥は、シジュウカラだろうか。小さなランの鉢を2つ買求め、北東のスーパーを廻って、シクラメンの鉢を求めて戻った。今日札幌に出かけたついでに、気の利いた鉢物を見付けて来ようと思っている。




東の沢の南に当る鉄道林の沢には、春にはミズバショウザゼンソウが咲く。道路からかなり下がった位置にあるが、深い雪で暫くは埋ってしまう。未だ根雪にもなっていないが、早い春の訪れが待たれる。