30, 11. 2010 寒波来襲


昨日雪は直ぐに止んだが、地面を覆った雪は、前回の様には融けなかった。外へ出たいと飛び出して行ったアタローは、寒さと足裏の冷たさに耐えかねたのか、直ぐに戻って来た。雲の流れが早く、青空の領域が広がって行った。年内に工房へお邪魔しようと、陶筥をけずった粘土をビニール袋に入れて、水を加えて馴染ませた。陶筥は、本体に使用される粘土よりは、削り出す粘土の方が量が多くなる。




弟の誕生日が近付いて来たので、こちらの準備も始めた。過日ジャンパーを縫った折に、以前買求めてあった面白い表面の焦茶の革を見付けたので、これでファスナー付きの小さなバッグを作ることにした。厚手の革のしっかりした鞄を使用しているが、書類等の荷物がない折に使用出来そうな小型のものを考えた。革を裁ち終え、裏の人工皮革を裁ち、一段落ついた所で散歩に出かけた。寒そうなので、裏に毛皮が付いた半コートを出した。先日野幌で買求めた毛皮の耳掛も取り出した。昨年秋に見かけて、もう少し寒くなったら買求めようと雪が来てから出かけたら、全て売り切れていた。仕方なく、子供が使いそうなフェイクファーの耳掛で我慢した。やはり毛皮の方が温かい。



交通量の多い車道は中央部の雪が融けていたが、仲通は雪が融けて居らず凍っていた。東町公園も真っ白にになり、樹木の長い影が雪面に延びていた。一番通りへ出て東へ向う。通りの少し南にある小公園のヤドリギを思い出して立寄った。団地内の小公園は、冬の間雪捨て場となるので中には入れなくなる。前回見た折に、全て黄色の実と思っていたが、アカミヤドリギが1株混じっていた。






一番通りへ戻り、東の沢を目指す。此処も春には鴉が騒々しかったことを思い出し、巣の位置を確認しようかと思ったが、足元が滑りそうなので取り止めた。夏には手前の樹々の葉で全く気付かなかったが、大きな樹にツルアジサイが絡み付いていた。煉瓦工場の南東の角にあるナナカマドの巨木が、未だ実を多く付けていた。




工場の東の道を北へ戻り、ハンノキを見上げる。根元に風で落ちた枝に実が付いていた。枝先を折って、実を持ち帰った。二番通りを西へ戻る。西の空は、雪雲が垂れ込めていた。札幌は雪が降っていたのかも知れない。






寒さと雪路に対応するエクササイズは、晴れ間で終えることが出来た。夜半少し降雪があった様子だが、今朝は雪が止んでいる。様々な注意報が出ているので、今日は荒れるのかも知れない。