18, 11. 2010 アカミヤドリギ


酪農学園大学の敷地を抜け、道立図書館前の道路に出た。少し南へ進み、図書館の南側に廻る。此処の樹々は余り剪定されていないので、伸び伸びとしていて気持ちが良い。随分暴れた枝振りのカラマツがあった。葉はすっかり赤茶けて、小さな松毬を数多く付けていた。




先日見付けた沢山の実を付けたズミは、もう実が付いていなかった。鳥が食べたのか、自然に落ちてしまったのかは判らない。葉も殆ど落ちて、先日は気付かなかったヤドリギが姿を現していた。アカミヤドリギだった。1本のズミに、ヤドリギとアカミヤドリギが寄生している樹もあった。実を食べた鳥の落とし物らしい。更に南にある大木にも、アカミヤドリギが寄生していた。昨年は道立図書館に出て、北へ向っていた為に出会えなかった。やはり、大きなアカミヤドリギはクリスマス リースの様で、華やかさがあった。因に、欧州でクリスマス リースに使用するヤドリギには、白い実が生るらしい。





団地内の街路樹のプラタナスは、酷く切詰められて葉など残していないが、此処の数本のプラタナスは伸びやかに天を衝き、佳い色に染まった葉を残していた。国道へ出て跨線橋を渡り、何時もの散歩道を通って戻った。薄暗くなっていたが、モクレンの実も確認して来た。葉が殆ど落ちていたが、未だ実は残っていた。2時間程の佳い散歩だった。




一夜明けた昨日は、風が治まり気温も少し上がったが、雲の多い陰鬱な天候だった。4時前になって雲が切れ始め、白い月が輝いた。見事な夕焼けが見られたが、今朝は雲なく良く晴れている。夜分に晴れた朝は気温が低い。




カミヤドリギ Viscum album f. rubro-auranticum ヤドリギ