08, 11. 2010 ノブドウの垣根


1週間すっきりしなかった天候も、昨日漸く晴れ上がった。雲は消えたが、空の青さは弱く、霞がかかった様な空だった。気温が少し上がって、日向では暖かさが感じられた。前日大分開いて来ていたツワブキが、完全に開いた。やはり、日照不足だったらしい。もう一つ蕾が付いているが、これは雪が来る前に開きそうにない。オレンジ色に輝いていたサラサドウダンは、この1週で殆ど葉を落としてしまった。





雑用を済ませ、裏地の裁断に取り掛かった。ずっと仕立てて頂いた洋服を着ていた母が遺した裏地が、未だ沢山残っている。充分の量があって、難なく裁断出来た。

前夜、寝室で本を読んでいたら、電球が1個切れた。60Wの電球を3個セットする照明器具なので、真っ暗にはならないが、手仕事をするには暗過ぎる。生憎買い置きの電球もなくなっていて、南東の日用品の大型販売店まで買求めに出かけた。前日一番通りを歩いたので、ナナカマド公園を抜けて、二番通りを東へ進んだ。サンキライの葉が黄ばんで、実も少し朽ちたものが出て来た。随分長い間、楽しませて貰った。冬囲いを済ませたお宅が随分増えて来た。厳重な冬囲いをしているお宅があった。松は良いとしても、過剰に縛られたベニシダレは、可哀相だった。




普段余り歩かぬ二番通りの南側の歩道に面して、白い実を付けた木製の垣根があった。近付いてみると、ノブドウを垣根に這わせてあった。僅かに青い色が残っている実もあった。商店が並んでいる所で、普段は通らない。美容室で、数段の階段を取り囲む垣根だった。東へ進んで、東の沢の公園を見下ろす。殆ど葉を落とした樹々の中に、鮮やかなヤマモミジが見えた。公園の東側の道を南へ進む。200m以上離れている西側の木立が透けて、更に西の住宅がシルエットとなって見えていた。道は高速道路と沢の境の道で、煉瓦工場に繋がる。






一番通りに出て東へ向い、国道に出た。店舗の前には、ずらりと除雪用具が勢揃いしていた。様々な色と大きさの雪掻き。雪を運ぶダンプと呼ばれる大型のもの。冬囲いに使用される竹も並んでいた。元々は大工道具や建築金具、建材等を扱う店が、日用品を取り込んで大型のチエーン店になった経緯があるので、建築金具のコーナーが面白い。見ると何かに利用出来そうで、足が止まってしまう。電球を多めに買求めて店を出た。





同じ道を帰るのは詰まらないので、国道から住宅街を北へ向った。以前は個人住宅が多かった道筋も、マンションが多く建ち並んでいた。二番通りを西へ戻り、東の沢に沿って北へ向った。