16, 04. 2012 エゾエンゴサクの咲く土手へ


昨朝の重く垂れていた雲は、8時を過ぎると高曇りとなり、やがて薄日が射し始めた。時間の経過と共に青空の領域が広がり、正午前には快晴となった。洗濯機を仕掛けて、仕事に取りかかる。明るい陽光は、何より有難い。区切りが付いた2時過ぎに散歩に出かけた。中央の沢のエゾエンゴサクを見て来ることにした。

シラカバ公園を南に抜けて東町公園の西側を抜け、南の緑地帯に入った。公園も緑地帯も、雪の嵩がかなり減っていた。キタコブシを見上げる。あと3週程で開花するだろうか。緑地帯を抜けて、鉄道林前の道を西へ向った。雪が融けると、道幅が広がって気持ちが良い。中央の沢の東角から沢を見下ろす。雪解けが進んでいた。左手の斜面の奥には、オオバナノエンレイソウの群落がある。上の道路からは死角になるので、掘り出される心配がない。雪解けで、流れは水嵩を増していた。





前回は階段の途中までしか降りられなかったが、雪はすっかり融けていた。土手の雪も融けて、ナニワズが現れていた。ナニワズの写真の右下に見える、黒い種子が入った白い莢は、ハリエンジュの莢。この一帯は、ハリエンジュの巨木が多い、最上部の写真は、ハリエンジュの巨木。枯葉の中に、エゾエンゴサクが葉を開いていた。芽を出して間もない株は、赤味を帯びている。もう花序を上げている株もあった。来週には花が見られそうな状態だった。






アンダーパスへ繋がる道の歩道を、北へ進む。階段へ繋がる沢の遊歩道が、歩けそうになっていた。歩道を離れて沢を見ながら遊歩道を歩く。池に続く流れは、水量が増え、積った雪の高さに近くなっていた。




階段を上り、沢の東の遊歩道を北へ戻る。二番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入った。東西に走る道から押し出された雪の前には、立入り禁止のテープが張られていた。雪の面に、クレパスの様に深い亀裂が入っていた。雪が融けると、クマザサが立上がる。池を覗き込むことが出来なくなった。沢を離れて、住宅街を東へ戻る。蕗の薹が彼方此方に現れていた。陽当たりの良いお宅の庭では、福寿草タンポポの様に、沢山咲いていた。




今朝は曇って風が強い。明日は雨の予報が出ている。雨で雪解けが進んだら、冬囲いを外すことにしよう。