29, 08. 2011 シナノキの黄葉


前日夕刻の夕映えが暗示していた通り、昨日も良く晴れた。洗濯物を干しに庭に出ると、何組ものつなぎトンボが北東へ向って飛んで行った。此の地へ始めて漉して来た折、トンボが繋がって北東の空へ向うのを始めて見た。朝の早い時間帯で、日中は見られない。かなりの上空を飛ぶので、姿を捉えることが出来ない。玄関前の植込みで、タマノカンザシが蕾を上げていた。



前夜本を読んでいたら、電球が切れて本が読み難くなった。60Wの電球を3個付ける照明器具なので、多めに電球を買求めて来るのだが、〓々買い置きが切れてしまう。他にも必要な買物があって、南東の日用品の大型販売店へ出かけた。マルメロの実が、また少し大きくなっていた。クリの毬も大きくなって来ていた。




一番通りを東へ進む。道路と歩道の間の街路樹が植えられているスペースに、ヨウシュヤマゴボウが咲いていた。実が暗紫色になっているものもあった。此のスペースには、近隣のお宅から出て来た様々な植物が植え込まれている。隣家との境に立てたフェンスに、葡萄を絡ませているお宅があった。葡萄の生垣。良く実った房が沢山下がっていた。過日写真を撮った畑の南瓜がラグビーのボールの様な姿になっていた。南瓜ではないのだろうか。





東の沢の傍のお宅のフサフジウツギはもう終盤で、花序が茶色に枯れているものが目立って来ていた。沢の入口の大きなシナノキの葉が、黄変していた。一番通りへ向う途中、街路樹のシナノキが大分黄ばみ始めているのに気付いたが、これ程黄色くはなっていなかった。シラカバが大分葉を落とし、次はシナノキかも知れない。




国道へ出て買物を済ませ、煉瓦工場の東の道を北へ戻る。ハンノキも生気のない緑色に変わっていた。長い間高速道路側のフェンスを彩っていたクサフジは、莢を下げていた。ミヤギノハギは真っ盛り。どの株も昨年より大きくなって生きが良い。





二番通りを西へ戻る。公園の西の木立のイワガラミは、すっかり茶色くなっていた。空地で中年の男性が捕虫網を振っていた。お孫さんの為に虫取りの手伝いらしい。首尾よく蝶を捕らえて、お孫さんが駆け寄って来ていた。晴れた日曜日の長閑な光景。空には真綿を引いた様な薄雲が浮かんでいた。




                    
ヨウシュヤマゴボウ Phytolacca americana ヤマゴボウ科 有毒