09, 11. 2010 ヤマガラ


沢の樹々は葉が落ちて、姿が露になっていた。クマザサが繁る沢の縁まで入ってみた。幹や絡まった蔦の写真を撮っていると、何かが動いた。小さな鳥だった。頭頂が白と黒、胸と首の後が赤味を帯びている。動き廻るので、中々捉えられない。拡大してもやっと朧げな姿しか写っていなかった。戻ってから図鑑で調べた。シジュウカラ科のヤマガラが、最も良く似ていると思う。






道路へ戻ろうと緩い勾配の斜面を歩いていると、靴の底にゴロゴロと何かが当たる。地面を見ると、枯葉に埋もれたドングリだった。ドングリの実が不作で、熊の出没が度々ニュースになっているのを思い出した。




住宅街を西へ戻る。大きく枝を広げたベニシダレが、真っ赤に色付いていた。南の方で過剰に縛られていたベニシダレを思い出した。雪に弱い種なのだろうか。なるべく通ったことのない道筋を選んで歩く。新たな角を曲がると、鮮やかな色彩が目に入って来た。塀の高さまで盛り土をした庭に植えられているドウダンツツジハマナス、塀に絡ませた蔦の色だった。





晴れ間も僅か1日、昨日は10時前から雨が降り続いた。夕刻電話が入り、今日冬囲いに見えるという連絡だった。今朝は雨が上がって晴れているが、雨の予報が出ているので、雨に当たらずに作業を済ませて頂ければと思っている。