31, 10. 2010 進む落葉


過日の雪は何だったのかと思わせる程、昨日も朝から良く晴れて、気温も大分上がった。朝方は真綿を引いた様な雲が見えていたが、時間の経過とともに、地平に近い部分が僅かに霞む位で、雲の姿は全く見られなくなった。油絵具の処理をした臭いの強い紙片が入ったゴミ袋を戸外に出したついでに、切詰めた植物を詰め込んで一杯にした。今日一日で、切詰め作業を終えることが出来そう。

一仕事終えて、散歩に出かけた。雪が来ると実が開かなくなるというモクレンが気に懸かり、南東をぐるっと廻って来ることにした。雪の量が少なかったのと、余り気温が低くはならなかったことが幸いして、モクレンの実は朽ちてはいなかった。低い位置に、お誂え向きに下部に大きな膨らみがある実が下がっている。僅かに亀裂が入っているのだが、未だ赤い実の全容は見えてはいない。前回見た折よりは、赤い実が覗いているものが、増えて来た様に思われた。






東町公園に立寄る。ナナカマドの梢が、殆ど葉を落としてしまっていた。ケヤキも色付きが進み、葉が落ち始めていた。




公園南の一番通りを、東へ進む。背から陽が当たり、ぽかぽかと暖かかった。2台の脚立の間に、大根が干されていた。葉も干してある。若い年齢層の為のマンション前だが、漬物を作るらしい。冬囲いを済ませたお宅が、ぐんと増えた。11月は暖かいとの予報が出ているので、早々と囲われた姿は、何とも可哀相な気がする。過日見付けた園芸種のトリカブトが、未だ花を付けていた。これ以上は赤くはなれぬ程紅葉したドウダンツツジの隣で、葉の薄いカエデが朽ちて丸まっていた。






東の沢の西の遊歩道を北へ向った。鬱蒼としていた木立は、落葉が進んで空が透けて見える。大きなホウの実を拾った小公園に出た。ホウノキは殆ど葉を落とし、枝先に朽ちた実が僅かに残っていた。





一段と早くなった夕暮れ、昨日は壮大な夕焼けが出た。佐渡在住のMIXY友Kさんは、赤く染まった水平線上の夕焼けと手前の黒い岩の強いコントラストの見事な写真を載せておいでだった。北上している台風は、日本海側には影響がなかったらしい。



今朝は雲が多めながら、青空が覗いている。天候が崩れぬ内に、切詰め作業を終えてしまいたい。