30, 10. 2010 キイイトラッキョウ


曇りのち晴れの予報が外れて、昨日は朝から良く晴れた。風も前日よりは和らぎ、日向は暖かかった。今日、明日と晴れて、後は天候の崩れが予報されているので、寒くならぬ内にと、地面から10cm程を目印に残し、植物を切詰めて行く。花期が終って一気に切詰めると手間はかからないが、可哀相な気がして少しずつ切詰めるので、絶えず庭仕事に追われる感じがする。此の作業が済むと、後は冬囲いをして頂くだけなので、庭仕事からは解放される。

先日雪に覆われたキイイトラッキョウが健気に花を開いて来た。開いたと言っても、小さな鐘型の花から僅かに花芯が覗く程度。オレンジ色の雄しべが出ている。




午前中一杯かかって、家の東側と玄関先の植込みの切詰めを終えた。後2日で、全て終らせてしまいたい。1時過ぎに、モデルの果物と茶菓を買求めに出かけた。今月初めに、札幌のデパートを探しても見付からなかったドラゴンフルーツが、何故か北東のスーパーに並び始めた。マンゴーも数種並んでいた。近くで調達出来るのは有難い。少し回り道をして、東の沢の西側を通って行くことにした。お向かいの車庫の壁の蔦が佳い色になっていた。東へ向い、ナナカマド公園を抜ける。サンキライの実が熟して、一部は黒ずんで来ていた。紅葉が遅れていたナツハゼが、真っ赤に染まっていた。過日載せたナツツバキは、大分葉を落とし、実が目立って来ている。沢山の赤い実を付けたアスパラガスの葉も、黄色く変じていた。






庭のクロフネツツジやサラサドウダンの紅葉が盛りを過ぎて、光が失せて来ているが、東の沢の樹々も葉が反り返り、落葉が進んでいた。それでも明るい陽光で、最後の輝きを見せている。天候が悪いと、色はくすみ侘しさが増す。




買物を済ませて西へ戻る。雲に隠れた太陽光で、彩雲が出ていた。肉眼程明確には捉えられなかったが、何とか色を記録出来た。



キイイトラッキョウ Allium virgunculae var. kiiense ユリ科