30, 10. 2011 枯葉舞う


朝良く晴れていたが、昨日は前日とは逆に、午前中雲が広がり、午後に入って良く晴れた。5週目の土曜日で、教室はお休み。ウィークデイと変わらぬペースで仕事が出来るのが良い。作業の合間に庭に出て、咲き残っているシオンとホトトギスを切って生けた。他所のお宅よりもかなり遅れて、ナツツバキが色付いている。大雪で、中間の枝が折れてしまったので、冬囲いの作業に見えた方に、下の枝と幹を切詰めて頂こうと思っている。葉が丸まって来たクロフネツツジは、傍を通り抜ける折に肩が触れたら、カサコソと乾いた音を立てていた。



夕食の不足の素材を買求めに、2時過ぎに家を出た。西の方に雲が棚引いていたが、上空は快晴だった。シナノキは殆ど葉を落としてしまったが、オオバボダイジュは、今が佳い色。実は大分落ちてしまっていた。バラを多く育てておいでのお宅では、もう冬囲いが済んでいた。此の暖かさなら、少し可哀相な感じがする。庭仕事や、道路に散らばった落葉を掃き集める人々の姿が見られた。




気持ちの良い天候なので、南を大回りして行くことにした。先日大根の収穫中だった畑では、漬物用に大根が干されてあった。なるべく普段通らぬ道を選んで、鉄道林前の道に向う。テッセンの種子が綿毛になっていた。もう1軒、柿のあるお宅が見付かった。夏から見ているお宅の柿よりもかなり小さな木ながら、実は数多く付けていた。昨年夏に切られてしまった柿の実に似て、小振の実。





以前の団地の東端から東へ向う。拡張工事をしていた道路が出来上がっていた。案じていた通り、南側の側溝は埋められ、2株あったザゼンソウも姿を消していた。道は現在の団地の外れで直角に北へ曲がる。ずっと前を通れなかったお宅で、シロシキブに会えた。コムラサキと並べて植えられてある。南を走る国道に向う道を離れて、小学校の東の公園に入った。雪が来ると、この公園も通り抜けが出来なくなる。斜面に聳えるハルニレは、大分葉が落ちていた。





日時計のある公園を抜けて一番通りを越え、東の沢の西の道に入った。遠目には紅葉と目に映る樹々も、庭のクロフネツツジ同様、葉が反り返っている。沢に隣接する小公園のホウノキも、葉が殆ど無くなっていた。




二番通りを越えて北へ向う。沢から西へ伸びるあかしあ公園の先日まで真っ赤だった楓の実が、色褪せていた。三番通りの中央分離帯の樹々が葉を落とし、ズミの実の赤が異彩を放っていた。




先日出された3ヶ月の長期予報では、11月は暖かく、12月は平年並みで、1月は気温が低くなるとのことだった。早々と雪に閉じ込められることはなさそうだが、この先は地面の暗さが気を重くする。